60歳代。年金暮らしという新たなステージに立つ方が多い年代です。
近年は、原則の年金受給開始年齢となる65歳以降も働くシニアが増えていますが、それでも収入の中心は「老齢年金」ではないでしょうか。
今回は、「貯蓄額」と「年金額」を確認しながら、みんなが気になるシニアの年金暮らしについて見ていきたいと思います。また、老後に向けて資産を増やすコツも2つご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.【65歳以上のシニア】年金月額はどのくらい?
65歳以上の年金事情について、年齢ごとの平均額を確認していきましょう。
厚生労働省が公表した「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、以下のようになっています。
1.1《国民年金》
【60歳代】
- 65歳:5万8078円
- 66歳:5万8016円
- 67歳:5万7810円
- 68歳:5万7629円
- 69歳:5万7308円
【70歳代】
- 70歳:5万7405円
- 71歳:5万7276円
- 72歳:5万7131円
- 73歳:5万7040円
- 74歳:5万6846円
- 75歳:5万6643円
- 76歳:5万6204円
- 77歳:5万6169円
- 78歳:5万5844円
- 79歳:5万5609円
【80歳代】
- 80歳:5万5483円
- 81歳:5万7204円
- 82歳:5万6981円
- 83歳:5万6815円
- 84歳:5万6828円
- 85歳:5万6404円
- 86歳:5万6258円
- 87歳:5万5994円
- 88歳:5万5560円
- 89歳:5万5043円
【90歳以上】
- 5万1382円
1.2《厚生年金》
※下記の年金月額には、国民年金月額も含みます
【60歳代】
- 65歳:14万5372円
- 66歳:14万6610円
- 67歳:14万4389円
- 68歳:14万2041円
- 69歳:14万628円
【70歳代】
- 70歳:14万1026円
- 71歳:14万3259円
- 72歳:14万6259円
- 73歳:14万5733円
- 74歳:14万5304円
- 75歳:14万5127円
- 76歳:14万7225円
- 77歳:14万7881円
- 78歳:14万9623円
- 79歳:15万1874円
【80歳代】
- 80歳:15万4133円
- 81歳:15万6744円
- 82歳:15万8214円
- 83歳:15万9904円
- 84歳:16万349円
- 85歳:16万1095万円
- 86歳:16万2007円
- 87歳:16万1989円
- 88歳:16万952円
- 89歳:16万1633円
【90歳以上】
- 16万460円
年金は老後の生活の柱となることは間違いないですが、これだけでは老後の生活を十分に送れるという人は多くはないでしょう。
そこで、もう一つの柱として重要になってくるのが「貯蓄」です。次に65歳以上の貯蓄事情について見ていきましょう。