【東京メトロ東西線】木場→門前仲町、高田馬場→早稲田が混雑
続いて、東京メトロ東西線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東京メトロ東西線のもっとも混雑する区間は中野行きでは「木場→門前仲町」。時間帯は「7:50~8:50」。輸送力が4万500人に対して、5万5890人が乗車しており、混雑率は138%でした。西船橋行きでは「高田馬場→早稲田」。時間帯は「8:00~9:00」。輸送力が3万4500人に対して、3万3810人が乗車しており、混雑率は98%でした。
【東京メトロ東西線】1日の駅別乗降客数は全駅で前年を上回る
東京地下鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに東西線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い大手町は27万7497人で前年比16.4%増となっています。なおもっとも増加率が高かったのは九段下で前年比21.4%でした(全駅の乗降人数は【表2】を参照、一部は他鉄道との直通連絡駅および共用している駅の乗降人員の数字になります)。
2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。
参考資料
大蔵 大輔