老後の生活を考えた時に、思い浮かぶものとして「年金」があるかと思います。
毎月年金の保険料を支払っているけど、「果たして老後にいくら年金が受け取れるのか」曖昧な方も多いでしょう。
厚生労働省「令和4年簡易生命表の概況」によると、2022年における平均寿命は男性で81.05歳、女性で87.09歳です。
長生き時代において、一生涯受け取れる公的年金は非常に重要な要素となるでしょう。
公的年金は、現役時代の働き方によって受け取れる受給額が変わってくるため、今のうちに受給額を把握しておくことが大切です。
本記事では、年金の平均月額を働き方ごとに8パターンで試算して紹介しています。
公的年金の仕組みや、平均的な年金受給額についても紹介しているので、老後の資産形成の参考にしてください。
1. 最新の平均寿命「男性は81.05歳、女性は87.09歳」に
厚生労働省は2023年7月28日に「令和4年簡易生命表の概況」を公表しました。
こちらによると、平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳とのことです。
公的年金の受給開始は、65歳からが一般的です。つまり平均寿命まで生存すると仮定すると、男性は約16年間、女性は約22年間年金を受給することになります。
もちろんあくまでも目安ではありますが、昨今では「長生き」もひとつのリスクと捉えられており、相応の備えが必要となります。
年金生活になった場合、できるだけ多くの年金収入があると安心でしょう。
日本の年金制度について整理していきます。