2023年8月9日に一般社団法人日本経済団体連合会が「2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果」を発表。大手企業の平均は90万円を超える結果となりましたが、業種別では過半数が前年を下回りました。
「2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果」は従業員500人以上の大手企業161社を対象に調査したもので、全体平均だけでなく業種別の金額も発表しています。
【2023年夏ボーナス】前年より増えたのは9業種、減ったのは10業種
まず、2023年夏季賞与・一時金の全体平均は90万3397円で、前年の89万9163円から0.47%増。90万円を超えたことが話題になっていますが、2022年夏季賞与・一時金は前年比8.77%増だったので、値上げ幅はそこまでインパクトのある数字ではありません。
直近10年の推移をみると、2023年の夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果は4番目に高い水準となっています【図参照】。
また、2022年は19業種(鉄道は「民間鉄道」と「JR」で区分)のうち16業種が前年より夏季賞与が増える結果となりましたが、2023年に前年より増えたのは9業種。残りの10業種は前年を下回っています。