4. ゆとりある老後に向け、今から少しずつ準備を

老後くらいはゆとりを持って生活したいと思う人は、はたらく世代の今から、老後に向けて少しずつ準備をする必要があります。

最近ではつみたてNISAやiDeCo等、長期的にコツコツと積み立てていくための税制優遇制度も充実してきました。さらに、貯蓄性のある保険商品や投資信託等、長期運用に適応した商品ラインナップも充実しています。テレワークがしばらく続きそうなこのタイミングこそ、仕事の合間に自分に合った資産運用方法を探すチャンスです。

5. おわりにかえて

令和2年3月に高年齢者雇用安定法が改正され、令和3年4月から70歳までの雇用が企業に努力義務化されることになりました。これに伴って、今後は70歳まで働く人は今よりも増えてくると思われます。

一方で、前述の理由で私たちの老後への経済的な不安は募るばかりです。しかし、一気に貯めるのは無理でも、少しずつ毎月運用をしながら積み立てていくことにより、効率的に老後資金を形成することができるともいえます。今から少しずつ準備を始めることを検討されてはいかがでしょうか。

参考資料