建売住宅の後悔ポイント3:設備の交換にお金がかかる

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「給湯器やシステムキッチンなどが初めからついているものなので、他のものに交換するとなるとお金がかかってしまいます」

建売住宅では間取りや仕様、住宅設備などを売主や住宅会社が決めるので、それらがすべて自分達の要望通りになることはほとんどありません。

したがって強い要望がある場合には、購入後にリフォームする方法があるので、リフォーム費用をあらかじめ予算に組んでおく必要があります。

建売住宅の後悔ポイント4:他の家の外観とほとんど同じ

「自分の家ではあるものの、他の家と外観がほとんど同じなので差別化がはかれません」とも語ります。

建売住宅は同じ分譲地内に建つ家を同じ規格・同じ仕様で建てることで、まとめて発注することが可能となり、材料費や施工費のコストダウンを図っています。

そのため家の外観に個性を出せないことは、建売住宅ではやむを得ないことといえます。

建売住宅の後悔ポイント5:洗濯物を干すのに支障がある

「バルコニーが小さく、上には屋根もあるので日が差す時間が限られます。そのため、洗濯物を干すのに支障があるのが悩みです」

バルコニーは屋根、外壁、サッシ廻りと共に雨漏りの原因になりやすい場所です。

建売住宅では建築コストや維持管理の負担を軽くするために、バルコニーの面積が小さくなりがちです。

そのため自分にとってバルコニーが絶対に必要なものなのかどうかを事前によく検討しておくことが大切です。

ここまでは夫婦が後悔するポイントを紹介しましたが、反対に満足に感じるところもあるそうです。

5つの項目を見ていきましょう。

建売住宅の満足ポイント1:建物と土地をセットで購入できた

「もともと土地を所有していなかったので、建物と土地をセットで購入することができる建売住宅に魅力を感じました」

建売住宅は土地と建物をセットで購入できるので、土地を所有していない方にとっては、不動産業者を回って面倒な土地探しをする手間が省けます。

特に近年では、駅近や商店街に近いなどといった利便性の高い好条件の土地は購入しにくくなっています。

建売住宅の満足ポイント2:すぐに入居できた

「建物はすでに建築済みなので購入すればすぐに入居することができ、子供にとっても良かったと思います」

建売住宅は入居できるまでの期間が短く建築確認申請なども不要なので、比較的簡単な手続きのみで済んでしまうことがメリットといえます。

したがって家の取得や打ち合わせに手間や時間をかけたくない人や、子供の入学などを控えて早く引っ越しを済ませたい方にとっては、非常に適しているといえます。