【おひとりさま】シニアで貯蓄2000万円以上ある人の割合は
「老後2000万円問題」が一時期話題となりましたが、実際に2000万円以上の貯蓄があるおひとりさまシニアはどれくらいいるのでしょうか。
老後2000万円問題は夫婦世帯の生活費の不足額ですが、おひとりさまでも生活費の不足額や病気、介護が必要なときなどのためにできるだけ貯蓄を保有したいと思う方も多いと思います。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、60歳代・70歳代単身世帯の貯蓄額分布は以下のとおりです。
60歳代おひとりさまの貯蓄額の分布
- 非保有 :28.5%
- 100万円未満 :8%
- 100~200万円未満 :5.7%
- 200~300万円未満 :4.3%
- 300~400万円未満 :3.6%
- 400~500万円未満 :2.7%
- 500~700万円未満 :6.2%
- 700~1000万円未満 :4.6%
- 1000~1500万円未満 :6.6%
- 1500~2000万円未満 :3.6%
- 2000~3000万円未満 :6.8%
- 3000万円以上 :16.9%
- 無回答 :2.5%
合計 :100%
70歳代おひとりさまの貯蓄額の分布
- 非保有 :28.3%
- 100万円未満 :5.2%
- 100~200万円未満 :4.0%
- 200~300万円未満 :4.2%
- 300~400万円未満 :4.6%
- 400~500万円未満 :3.0%
- 500~700万円未満 :8.8%
- 700~1000万円未満 :4.8%
- 1000~1500万円未満 :5.6%
- 1500~2000万円未満 :5.8%
- 2000~3000万円未満 :8.2%
- 3000万円以上 :16.1%
- 無回答 :1.2%
合計 :100%
60歳代のおひとりさまシニアで貯蓄が2000万円以上ある人の割合は、23.7%となっています。また、70歳代のおひとりさまシニアで貯蓄が2000万円以上ある人の割合は24.3%です。
60歳代、70歳代ともに約4人に1人が2000万円以上の貯蓄を保有しています。一方で、貯蓄がゼロの世帯もどちらの年代においても約28%いるため、人による貯蓄の差はかなり大きいです。