2019年に話題となった「老後2000万円問題」。コロナ禍や去年から続く物価高を経て、貯蓄3000万円を目指す方もいるでしょう。

では、貯蓄3000万円以上の世帯はどれくらいお金を稼いでいるのでしょうか。本記事では、貯蓄3000万円以上世帯の平均年収や貯蓄の内訳を解説します。

年代別の貯蓄額や負債額についても紹介するので、参考にしてみてください。

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「貯蓄3000万円以上ある世帯」の平均年収はいくらか

貯蓄が3000万円以上ある世帯の平均年収などの実態を見ていきましょう。

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)詳細結果-(二人以上の世帯)」によると、二人以上・勤労世帯で貯蓄が3000~4000万円ある世帯のデータをまとめた結果は以下のとおりです。

  • 年間収入:958万円
  • 貯蓄:3421万円
  • 負債:619万円(住宅・土地のための負債532万円)
  • 世帯主の年齢:55.7歳
  • 女性の有業率:48.8%

世帯の年間収入は958万円です。やはり、貯蓄が3000万円以上ある世帯は高年収であることがわかります。

また、世帯主の年齢は平均で55.7歳であることから、貯蓄を3000万円以上貯めるには長い期間が必要です。

また、女性が働いている世帯の割合は約半分となっています。