お気に入りの場所に土地を購入してから、またはすでに所有している土地に、自分の要望に沿って設計して建てる注文住宅。

何もかも一から作り上げるので、自身の理想どおりのマイホームを入手できると思われがちです。

実際、多くの調査において注文住宅の満足度は高い結果になっており、2023年7月24日に公表された日本トレンドリサーチと株式会社ロゴスホームによる調査でも、注文住宅を建てた方の74%が「理想的」に建てられたと回答したそうです。

しかし実際に完成して住んでみると、「もっとこうすれば良かった」と後悔することもゼロではありません。

そこでこの記事では、滋賀県で注文住宅を建てた夫婦が、営業マンの提案を聞いて後悔したことや良かったことを紹介したいと思います。

是非皆様の住まいづくりの参考にしていただけたら幸いです。

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注文住宅の満足率は決して低くない

2018年(平成30年)に国土交通省住宅局が実施した住生活総合調査結果によると、持ち家の住宅に対する不満率は1988年(昭和63年)以降年々減少していて、2018年には非常に不満と多少不満とを合わせて18.8%になっています。(1988年は45.0%でした)

満足している方(26.7%)とまあ満足している方(53.7%)の合計は80.4%なので、多くの方は満足する結果となりました。

2023年7月24日に公表された、日本トレンドリサーチと株式会社ロゴスホームによる調査でも、注文住宅を建てた方の74%が「理想的」に建てられたと回答したそうです。

一方で、どちらの調査においてもおよそ5人に1人は何らかの不満を抱えているとなると、不満率は決して少なくありません。

これから新たに注文住宅を建てるのであれば、誰もが少しでも満足度が高い家を建てたいと思うことでしょう。

しかしほとんどの人が家を建てる機会は一生のうちにそう何度もないので、過去の経験を次に活かすことができるわけではありません。

そのため住宅会社の営業マンの意見を聞いたり、他の人の体験談を参考にしたりすることが大切です。

ここからは、滋賀県で注文住宅を建てた下記の夫婦が、営業マンの提案を聞いて後悔したことや良かったことを紹介したいと思います。

  • 【居住地】    滋賀県
  • 【対象者の年齢】 30歳代の夫婦
  • 【物件価格】   4700万円(建築費3500万円+土地代1200万円)