3.3 遺族年金生活者支援給付金

遺族年金生活者支援給付金は、以下の支給要件をすべて満たしている人が対象となります。

  1. 遺族基礎年金の受給者である
  2. 前年の所得が472万1000円以下である

ただし、所得の計算には遺族年金等の非課税収入を含みません。また、基準となる所得は扶養親族等の人数によって異なります。

対象外となる事由等もあるため、詳細はお近くの年金事務所や市町村窓口でご確認ください。

4. 年金生活者支援給付金の支給日は年金と同じ

年金生活者支援給付金は、偶数月の15日に2ヶ月分が振り込まれます。

これは通常の年金支給と同じスケジュールです。

来る8月15日(火)に支給されるのは、2023年6月、7月分の年金。つまり、2023年度の2回目の支給となります。

支給日である15日が土日または祝日のときは、その直前の平日に支払われます。

例えば2023年10月15日は日曜日なので、13日に支払われる予定です。

5. 夏の物価高。給付金を知っておく

年金やその他の所得が一定以下の場合、要件を満たせば年金生活者支援給付金が受けられます。

この制度に限らず、生活保護、自治体独自の支援制度など、支えてくれる制度や給付金については知っておくと心強いでしょう。

とはいえ、支援は最低限の生活を保証するものです。豊かな老後を叶えるために、年金以外の準備は早い段階から進めていくことが大切です。

将来の不安を軽減し、充実した老後の生活を実現するために今から計画を立てて行動していきましょう。

準備の方法は様々あります。その中で自分に合っているものは何なのか、今からできることはどの方法なのか知ることが重要です。

将来に向けて少しずつでも検討してみませんか。

参考資料

大庭 新太朗