将来の安定した生活を築くために欠かせないテーマ、それが「年金」です。
長い人生の中で努力を積み重ねてきた結果、迎える際に頼りになる手段の一つと言えるでしょう。
しかし、夏の物価高などにより、年金だけでは不安の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
年金を受け取る生活となったときに、年金生活者を支援してくれる「年金生活者支援給付金」について知っておきましょう。
2023年度からは、年金収入が一定以下の方に支給される「年金生活者支援給付金」が増額となりました。
将来の安心な老後生活を実現するために、年金に関する知識を深めていきましょう。
1. 年金生活者支援給付金の基準額は2023年度いくら?
年金生活者支援給付金とは、公的年金等の所得が低く、経済的な支援を必要としている人に対して支給されるお金です。
社会保障と税の一体改革に伴い、2019年10月に導入された比較的新しい制度といえます。
2023年度には基準額が2.5%増額され、次の支給日は8月15日(火)に迫りました。気になる金額はいくらなのでしょうか。
実は、年金生活者支援給付金には3種類があります。
老齢年金生活者支援給付金・障害年金生活者支援給付金・遺族年金生活者支援給付金の基準額を見ていきましょう。
- 老齢年金生活者支援給付金:5140円
- 障害年金生活者支援給付金:1級は6425円、2級は5140円
- 遺族年金生活者支援給付金:5140円
それぞれ2022度より2.5%の増額となりました。
ただし、このうち老齢年金生活者支援給付金の金額は個々の状況に応じて決まるため、必ずしも5140円が支給されるわけではありません。