【小田急小田原線の最新データを分析】もっとも混雑する区間は「世田谷代田→下北沢」

続いて、小田急小田原線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、小田急小田原線のもっとも混雑する区間は「世田谷代田→下北沢」。時間帯は「7:35~8:35」。輸送力が4万8878人に対して、6万2589人が乗車しており、混雑率は128%でした。これは東京圏の平均混雑率をやや上回っています。

【小田急小田原線の最新データを分析】1日の駅別乗降客数はいずれも前年を上回る

小田急電鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い新宿駅では41万970人で前年比115.6%となっています。なおもっとも増加率が高かったのは東海大学前で前年比130.5%でした。(全駅の乗降人数は【表2】を参照)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔