夏本番を迎え、雷の発生も多くなる時期となってきました。

近年は地球温暖化の影響もあり、雷の発生率は増加傾向にあるとされています。身の安全を確保する行動をすることが第一ですが、停電などにもあらかじめ備えておきたいものですね。

そして、落雷の被害として忘れてはならないのが建物や家財などが損害を受ける可能性があることです。屋根や外壁が損壊したりパソコンやテレビといった電気機器が故障したりするケースが増えています。

落雷によりこういった被害を受けた場合、火災保険で補償してもらうことはできるか、詳しく解説していきます。

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【火災保険】落雷による損害は火災保険で補償される

「火災保険」という言葉から、補償対象となるのは火災のみというイメージをもたれがちですが、基本的に火災保険では落雷により発生した火災による被害はもちろんのこと、過電流により故障した電化製品なども補償対象となります。

ただし、火災保険の「補償対象となっていること」が条件となる点に注意が必要です。

一般的に、火災保険の補償対象は「建物」と「家財」に分かれており、電化製品の故障については家財保険にも加入していることが条件となります。

火災保険の対象は「建物」と「家財」がある

火災保険の補償対象となる「建物」と「家財」は具体的に以下のようなものが該当します。

建物と家財の両方に補償をつけたい場合はどちらにも加入する必要があります。