45歳から60歳までに2000万円貯めるための積立金額
45歳から60歳までの15年間で2000万円を貯めるには、毎月いくらの積み立てが必要なのでしょうか。
1か月の積み立て金額は、運用利回りによって大きく異なります。
15年間の運用利回りを一定だと仮定して、2000万円を貯めるのに必要な積み立て金額をシミュレーションしてみましょう。
【図表2】のように、金融庁の「資産運用シミュレーション」などで簡単に計算できます。
預貯金であれば、1ヶ月の積立金額は11万1111円必要です。
しかし、年率7%で運用できた場合は4万8254円で済むことに。年率0%の半分程度です。
1年だけの運用なら大きな差はありませんが、長期運用では利回りによって大きな差が生じます。
高い利回りが期待できる商品ほど損をするリスクが高いこと(ハイリスク・ハイターン)は覚えておきましょう。
ただし、積み立て方式で投資信託を購入することで投資時期や投資先が分散されるため、リスクを抑えることができます。
新NISAに向けて
2024年1月から始まる新NISAでは、投資上限額や非課税期間が拡充されるので利用を検討してみましょう。
投資初心者の人は、毎月一定額の投資信託を購入する「つみたて投資枠」の利用がおすすめです。
長期投資で一定額貯める場合、運用利回りによって毎月の積み立て金額は大きく異なります。
リスクに対する考慮は必要ですが、長期の積み立て投資によってある程度リスクは抑えられるため、投資に対する過度の警戒で投資機会を逸しないようにしましょう。
参考資料
西岡 秀泰