【東急大井町線の最新データを分析】もっとも混雑する区間は「九品仏→自由が丘」
続いて、東急大井町線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東急大井町線のもっとも混雑する区間は「九品仏→自由が丘」。時間帯は「7:50~8:50」。輸送力が1万7472人に対して、1万9394人が乗車しており、混雑率は111%でした。これは東京圏の平均混雑率を下回っています。
【東急大井町線の最新データを分析】1日の駅別乗降客数はいずれも前年を上回る
東急電鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い大井町駅では9万7074人から10万5157人に増え、前年比108.3%となっています。なおもっとも増加率が高かったのは、尾山台で2万2468人から2万7916人に増え、前年比124.2%でした。(全駅の乗降人数は【表2】を参照)。
2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。
参考資料
大蔵 大輔