【東急目黒線の最新データを分析】もっとも混雑する区間は「不動前→目黒」

続いて、東急目黒線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東急目黒線のもっとも混雑する区間は「不動前→目黒」。時間帯は「7:50~8:50」。輸送力が2万2218人に対して、2万6662人が乗車しており、混雑率は120%でした。これは東京圏の平均混雑率をやや下回っています。

【東急目黒線の最新データを分析】1日の駅別乗降客数はいずれも前年を上回る

東急電鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い目黒駅では19万9638人から22万3329人に増え、前年比111.9%となっています。なおもっとも増加率が高かったのは、大岡山で1万5372人から1万7999人に増え、前年比117.1%でした。(全駅の乗降人数は【表2】を参照)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔