1.2 2023年度の国民年金と厚生年金の金額は

【国民年金】2023年度の国民年金は、満額の場合6万6250円です。2022年度では6万4816円でした。国民年金は、40年間(480カ月)納付した場合に満額が支給されます。

【厚生年金】厚生年金の受給額は2023年度で、22万4482円です。2022年度では21万9593円であり、2.2%ほど増額されています。

この厚生年金額は、会社員の方が40年間、平均年収を約530万円(報酬月額43万9000円)で、扶養される配偶者は無職あるいは自営業で40年間国民年金に加入した場合を想定して算出しています。

2. 年金受給者の収入は?

では、年金受給世帯の収入とはどのような内訳になっているのでしょうか。

各種世帯の所得の種類別1世帯当たり平均所得金額の構成割合をみると、高齢者世帯の収入額は318万3000円、年金受給額は199万9000円、構成比でみると「公的年金・恩給」が62.8%、「稼働所得」が 25.2%となっています。 

高齢者世帯において、年金受給額以外の所得にはどのようなものがあるかを見てみると、働いて得る稼働所得が一番大きな割合を占めています。

次いで仕送りや個人年金、企業年金など他の所得や財産所得(利子や株式配当、住宅や設備等の賃貸料など)があります。

年金で不足する部分を、働いて得る、子どもなどからの仕送りを受ける、などそれぞれの家族環境や財産状況などに沿った方法でなんらかの補てんをしていることが分かります。

3. 年金だけで老後の生活を成り立たせるのは難しい

厚生年金と国民年金の受給額だけで、老後の生活をまかなっていくことはできるのでしょうか。高齢者の収入実態をみていきましょう。