【東急田園都市線の最新データを分析】もっとも混雑する区間は「池尻大橋→渋谷」

続いて、東急田園都市線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東急田園都市線のもっとも混雑する区間は「池尻大橋→渋谷」。時間帯は「7:50~8:50」。輸送力が4万338人に対して、5万423人が乗車しており、混雑率は125%でした。これは東京圏の平均混雑率をやや上回っています。

【東急田園都市線の最新データを分析】1日の駅別乗降客数はいずれも前年を上回る

東急電鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い渋谷駅では49万46人から55万2163人に増え、前年比112.7%となっています。なおもっとも増加率が高かったのは、駒沢大学で5万6268人から6万7494人に増え、前年比120.0%でした。(全駅の乗降人数は【表2】を参照)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔