関西あるある6. 食パンは厚め

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関西では、4~6枚切りの食パンをよく見かけます。6~8枚切りが主流な関東から見ると、少し厚いようにも感じますね。

東西で食パンの厚みが違う理由のひとつは、パンに求める役割が異なるからと考えられています。

関西では神戸の居留地や大阪のホテルなどで外国人がパンを主食として食べていたことをきっかけに、一般人も「パン=食事」のイメージを持つようになりました。

主食にはそれなりのボリュームが求められるため、食パンも厚切りのものが普及したようです。

一方関東では明治時代からあんパンが普及し、「パン=おやつ・嗜好品」という印象が根付きやすい環境でした。

そのため、軽く食べられる薄切りの食パンが広まったと考えられます。

厚切り食パンのふわふわとした食感も、焼いた薄切り食パンのサクサク感も、どちらも美味しいですよね。

ちなみに最近の関西では、ホットサンドの流行により8枚切りの食パンを販売するスーパーも増えています。

普段食べている料理に地域色が隠れていることも!興味深い日本の食事

今回は、関西人が全国共通と思いがちな料理あるあるを紹介しました。

ソースとポン酢の種類の豊富さや、厚みのある食パンなどは関西ならではのようです。

他にも、普段食べている料理に地域色が隠れているかもしれません。異なる地域出身の人と話す機会があったら、ぜひ話題にしてみてくださいね。

参考資料

太田 彩子