地球温暖化の影響もあり、連日のように猛暑が続く8月。この時期は庭に出るのをためらってしまいますが、庭の植物を無事に夏越しさせるためにはお手入れが必要です。
今回は8月にやっておきたい草花とバラのお手入れを紹介します。8月に咲く花もお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。
【8月の草花】真夏のお手入れ〈5つのポイント〉
ポイントその1. 水やり
夏の水やりは植物にとっては命の源。普段は水やりしなくてもよい樹木にも、夏の晴天が続いたときは水やりしましょう。水は朝や夕方の涼しい時間帯にタップリと与えるのが原則。
鉢植えは鉢の外側や周りの地面にも水をかけると、温度を下げることができます。
ポイントその2. 日よけ対策
太陽が大好きな植物でも、夏の強い日差しにさらされるのはかなりのストレス。日が当たり過ぎて弱ってきたら、遮光ネットをかけたりよしずで光を遮ったりしてあげましょう。
鉢植えは軒下などの明るい日陰に移動するのもオススメです。
ポイントその3. 切り戻し
7月に切り戻していない植物は、8月中にスッキリとカットしておきましょう。短く切り戻しておくことで新芽が出やすくなり、暑さが一段落した頃にはまたキレイな花が楽しめます。
株の風通しもよくなり、高温多湿の時期に蒸れを起こしにくくなります。
ポイントその4. マルチング
マルチングは土の乾燥と地温の上昇を防ぐのに効果的です。マルチング材には腐葉土やバークチップ、刈り取った雑草などが使えます。
マルチ材で地面をおおうと雑草が生えにくくなり、見た目もキレイです。
ポイントその5. 土の消毒
さんさんと降り注ぐ夏の強い日差しを有効利用して、使用済みの古い土を消毒します。土をビニルシートなどの上に広げ、10日間ほど直射日光を当てて殺菌しましょう。
しっかり乾いた土に腐葉土を混ぜておくと、新しい土壌としてリフレッシュできます。