2. 厚生年金と国民年金はいくらか。次の支給は8月15日
年金だけでは足りない可能性が高いとはいえ、実際の支給額が気になるものです。
ここでは公表されているデータのうち、もっとも直近ものである厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の受給額平均を見ていきましょう。
2.1 厚生年金(第1号)の受給額の平均月額
全体:14万3965円
- 男性:16万3380円
- 女性:10万4686円
※国民年金の金額を含む
2.2 国民年金の受給額の平均月額
全体:5万6368円
- 男性:5万9013円
- 女性:5万4346円
国民年金と厚生年金を単純に比較すると、大きな差があります。そもそも厚生年金の金額には国民年金額が含まれているため、手厚くなるという現状があります。
しかし、会社員や公務員などとして厚生年金に加入していたとしても、必ずしも高い年金が受給できるとは限りません。
グラフのように男女差や個人差が大きいことに注意しましょう。
厚生年金は「現役時代の収入」や「加入期間」によって左右されるため、個人によって実際の受給額は大きく異なるのです。
実際の年金目安額については、ねんきんネットやねんきん定期便などで個別に確認できるといいでしょう。