どこが違う?「短期インターンシップと長期インターンシップ」
先程確認したようにインターンシップに対する定義が変わったことから短期インターンシップと長期インターンシップという呼び方はそのうちされなくなるかもしれませんが、現在使われている意味として紹介します。
「短期インターンシップ」ってどんなもの?
学生やメディアによって期間が多少異なりますが、短期インターンシップは一般的に1日〜2週間程度の期間で行われるイベントを指します。
長くとも数週間で完結する短期インターンシップには企業理解を深めるために参加する学生がほとんどとなり、3年生や大学院生が多くなります。
内容としては最初に企業の説明をしてもらい、そこから企業の新商品や新規事業を考えてみたり、課題の解決策を考えるなど他の学生とグループワークを行います。
その後プレゼンテーションを行い、社員の方がフィードバックをするという流れとなります。
コロナ禍以降はオンラインでの開催も多くなっており、直接業務に関わるということはなかなか難しいかもしれません。
24卒までは短期インターンシップに参加すると早期選考の案内が来たり、いきなり面接から選考をスタートできたり、といった優遇措置がある企業も多かったことから、それを目的としたイベントという認識が学生間には広まっています。
25卒からは、5日未満のイベントはインターンシップという名称で開催されない可能性がありますが、イベント名が異なっても内容としては同じものになると考えられるでしょう。
「長期インターンシップ」ってどんなもの?
長期インターンシップは基本的に1カ月以上の就業体験を指します。
短期インターンシップとの違いとしては、参加目的が「自分の成長のため」となる部分であると思います。
基本的に長期インターンシップは社員と同様に扱われる場合が多く、アルバイトでは身につかないスキルを習得できたり、裁量の多い仕事に取り組んだりすることも可能。
また、給与が発生することからアルバイト代わりに参加をする学生も多く、始める時期としては大学1、2年生が多い傾向があります。
長期インターンシップに参加すると、他の学生とは違う独自の経験を積むことができます。また、早くからビジネスに触れることができるため、就活において他の学生と差別化ができるという点において有利になるといえるでしょう。