2023年の2位:教員の年収はいくらか
「就きたい職業」男女総合2位は「教員:5.0%」です。
教員は、男女別でみると「男子:8位」「女子:2位」となっており、特に女子に人気がある職業のようです。
身近な存在である学校の先生に憧れを抱き、目指したいと思うのかもしれません。
公立学校の教員であれば、身分は公務員となるため、給与面・福利厚生面では大企業並みに安定しているといえるでしょう。
教員の年収は、総務省の「2022(令和4)年地方公務員給与実態調査結果」によれば、【図表2】のとおりです。
《教員の年収》
- 高等学校教育職:40万9175円(平均給与月額)×12か月=約490万円
- 小・中学校教育職:39万2542円(平均給与月額)×12か月=約470万円
平均給与月額をもらう平均年齢は42~45歳となっています。
上記の金額には、賞与が含まれていません。
公務員の一般的な賞与は年間4か月分ほどを目安に考えると、上記の額プラス160万円をした、約630~650万円が平均的な年収と考えられます。
2023年の3位:漫画家・イラストレーターの年収はいくらか
「就きたい職業」男女総合3位は「漫画家・イラストレーター」です。
漫画・アニメ・ゲームなどで、イラストや漫画に接する機会が多い小学生にとっては、関連の仕事に憧れを抱くのかもしれません。
男子にとって、スポーツ選手はダントツ人気でしたが、女子にとっては漫画家・イラストレーターが2年連続1位となっています。
自分の作品をウェブなどで発表して、多くの人に見てもらえるのは、創造的で夢のある職業です。
漫画家やイラストレーターは主にフリーランスでの仕事のため、仕事量や実力、人気度などによって個々に大きく差のでる仕事といえます。
漫画家の収入には、漫画などの印税の他にグッズ売上も含まれてます。
年収は、人気のある漫画『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎氏や、『ドラゴンボール』の作者である鳥山明氏の年収は数十億といわれています。
一方、イラストレーターの仕事は、アニメのキャラクターデザイン、企業の販促品のデザイン、書籍・CDなどの表紙イラストや、自分の画集などを発表するなど、活躍の場は広いです。
有名なイラストレーターには、米山舞氏、中村佑介氏などを思い浮かべる方も多いでしょう。
年収は実力次第であり、数千万円~数億円ということも考えられます。