住宅金融支援機構のデータによると、民間金融機関の住宅ローン金利は2009年から一定の金利を維持しています(2023年7月27日時点)。

そのため近年では、20歳代や30歳代で家を建てたり購入したりする方も増加しています。

今回体験談をお伺いした方も、30歳代で注文住宅を建てたご夫婦です。

ご夫婦は、ハウスメーカーと綿密な打合せを重ねて、その結果こだわりの家を完成させました。

しかし、実際に生活してみたらいくつかの失敗点があると後悔しています。

そこでこの記事では、これから注文住宅を検討している方が家づくりで後悔しないために、ご夫婦が後悔した後悔点5選をご紹介します。

記事の最後には、注文住宅の家づくりで後悔しないためのコツも解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

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注文住宅の後悔点1. リビングとダイニングの境界線が不明確

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カウンターキッチンやアイランドキッチンの場合は、壁側に食器棚やカップボードを設置するのが主流です。

そのため、リビングルームとダイニングルームを別々の空間として利用することができます。

しかし、ご夫婦が取り入れたのは背面キッチンです。

背面キッチンを取り入れた場合、壁側にキッチンを設置するため、リビングルームとダイニングルームの区別がつきにくくなります。

つまり、リビングルームとダイニングルームの空間が一緒になるということです。

ご夫婦は「リビングとダイニングを一緒にしてしまい、食卓が食器だらけで見た目があまり良くありません」と後悔しています。

背面キッチンの場合、リビングルームとダイニングルームが同化しやすいため、棚や食器棚で区切るようにしましょう。

リビングルームとダイニングルームに仕切りを設けることで、食器や鍋など「生活感があるアイテム」を隠すことができます。