60歳代「貯蓄3000万円以上」うらやましい夫婦世帯は何パーセントか平均貯蓄額は1819万円も中央値は？

60歳代・リタイア後の月の収入はいくらか

老後は、生活費のすべてを貯蓄で賄う必要はありません。基本的には公的年金を受け取れます。もらえる年金が生活費を上回っていれば、貯蓄がなくても生活費では困る可能性は低いでしょう。

では、実際に60歳代はいくらの年金をもらっているのでしょうか。厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、65～69歳が受給する平均年金額は以下のとおりです。

※国民年金部分を含む

会社員や公務員などとして働いた経験のある厚生年金受給者は、月に14～14万5000円ほどの年金をもらえます。一方で、会社員や公務員経験のない自営業者や専業主婦（夫）は厚生年金を受給できません。

受け取れる年金は、国民年金のみです。ただし、国民年金の平均受給額は月5万8000円ほどと低くなっています。

会社員や公務員経験のない自営業者夫婦などが、年金だけで老後生活を送るのは一般的に難しいでしょう。