7月下旬から8月にかけて、各自治体より「後期高齢者医療制度保険料の決定通知書」が届きます。

2023年度の保険料を通知する書類ですが、改めて確認するとその金額の高さに驚く方が多いかもしれません。

高齢者になっても、税金や保険料の負担は続きます。収入が少なければ税金がかからない可能性もありますが、後期高齢などの社会保険料は一生涯支払い続けるものです。

保険料の決まり方や支払い方法について、今一度確認してみましょう。

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後期高齢者医療制度とは

後期高齢者医療制度とは、原則として75歳以上のすべての方が加入する公的な健康保険制度です。

●加入対象者

現在、みなさんは何らかの公的保険に加入しています。

  • 協会けんぽ
  • 健康保険組合
  • 国民健康保険
  • 国民健康保険組合

しかし、75歳以上になれば誰もが後期高齢者医療制度に加入することとなります。

なお、65歳以上で一定の障害がある方は、加入している健康保険か後期高齢者医療制度かを選択することができます。

●保険証

75歳になったら、自治体より後期高齢者医療制度の保険証が届きます。これまで別の保険に加入していた方でも、誕生日を迎えることで自動的に脱退することになります。

これに伴う被保険者の手続きは必要ありません。

ただし、後期高齢者医療制度に加入する前の健康保険にて、配偶者等を扶養していた方もいるでしょう。

扶養されていた方は、改めて国民健康保険への加入が必要です。くわしくはお住まいの自治体に確認しましょう。

保険証は1年や2年ごとに更新されます。有効期限が明記される上、色も異なるので注意が必要です。