【その4】植物を分解して詳しく調べる
お気に入りの植物を花から根までひとつずつ切り離し、虫眼鏡などで細かく観察。花の咲き方、花弁の形や数、葉の形や葉脈の入り方、葉の付き方、根の広がり方などをていねいに写生しましょう。
図書館やネットで植物の基本情報を調べておくと、自分だけの植物図鑑が完成します。
【その5】植物採集をして押し花の標本を作る
近くの野山や公園に咲く草を採集して、日時や場所のほか、日が当たっているか日陰なのか、土は乾いているか湿っているかなどを記録します。
家に帰ってから新聞紙に挟んで押し花にして、草の名前や特徴を調べてみましょう。完全に乾いたら画用紙にテープで貼り付け、採集場所の記録などを書き込みます。
自由研究にオススメの植物4つ
【草花栽培】アサガオ
アサガオは夏に咲く花の代表的な存在。ラッパのような大きな花を開き、夏の花壇を鮮やかに彩ります。名前どおり朝に花が咲き、午後にはしぼんでしまう一日花。
アサガオはツル性植物で、下から見ると左巻きにツルを絡めて伸びます。ツルをあえて逆方向に巻くとどうなるのか観察してみましょう。
水に浸けた花をしぼって色水を作り、酸性のレモン水やアルカリ性のアンモニア水を加えると、酸性はピンクに、アルカリ性はブルーに変化します。
【水耕栽培】アルファルファ
水耕栽培とは植物を水だけで育てる栽培方法。土を使わなくてもよいので衛生的で、台所でも栽培可能です。種から育てる場合は、涼しい室内でおこなえるので水耕栽培がオススメ。
アルファルファは茎が細い糸のように繊細で、フワフワした姿が特徴。水を含ませたスポンジに種をまくと、5日ほどで発芽して短い期間で収穫できます。
発芽から収穫までの生育記録をとったり、光をタップリ当てた場合と薄暗い場所に置いた場合で、どのように生育が変わるかを実験したりするとよいでしょう。