LIMOが2022年8月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年8月14日)
夏に球根を植えると秋に花が咲く夏植え球根植物。短期間で開花し、育てやすい品種が数多くあります。
夏が過ぎたあとは花数が減って庭も寂しくなりがち。今のうちに球根を植えておけば、秋の花壇をカラフルに彩ってくれるでしょう。
今回は夏植え球根植物の育て方や、オススメの品種を紹介します。
1. 夏植え球根とは?
夏植え球根は秋に花を咲かせて冬に葉を茂らせて栄養を蓄え、秋~夏は休眠しています。耐寒性が強く、強健な性質を持つのが特徴。育てやすくて初心者にもオススメです。
植え付け時期は暑さが一段落した8月後半~9月。植え付けてから開花までの時期が1カ月程度と短く、早く花を楽しみたい方にはうれしいところです。
2. 夏植え球根の育て方
2.1 秋までは水やりを控えめにする
植え付け時にたっぷり水を与えたら、その後は水やりを控えめに。
夏の終わりでもまだ気温の高い日が多いので、多湿にすると球根が腐りやすくなります。秋~冬にかけての生長期は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
2.2 排水性をよくする
日本の夏は豪雨などで球根が傷んでしまうことがあります。できるだけ排水性のよい場所に植えるのがオススメ。花壇に盛り土をしたり傾斜を付けたりすると安心です。
2.3 花ガラは早めに摘み取る
開花後の花ガラをそのままにしておくと、余分な栄養を使わせてしまいます。
カビや病原菌の発生源にもなりかねません。咲き終わった花はできるだけ早めに取り除いておきましょう。
2.4 春に球根を掘り上げる
春になって暖かくなり始めると、徐々に葉が黄色く変色していきます。全体の2/3ほどの葉が変色したら休眠のサイン。
球根を掘り上げて雨がかからない涼しい場所で乾燥させながら、植え時まで保管しましょう。