「ハーブ」と聞くと西洋ハーブや海外の植物とイメージする人が多いと思いますが、実は日本にも古くからハーブ文化があることを知っていますか?

日本のハーブ「和ハーブ」は古くから、薬味や香り付けなど食用として、または漢方などの薬として親しまれてきた植物です。

今回は、家庭菜園で楽しめる日本のハーブ「和ハーブ」を紹介していきます。ガーデニング初心者でも育てやすい和ハーブもありますので、ぜひ自宅で栽培してみてください。

家庭菜園で楽しむ!人気の和ハーブ7選

〈人気の和ハーブその1〉三つ葉

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  • 苗の植え付け適期:4~6月・9~10月
  • 収穫時期:6~10月

スッキリとした香りとシャキシャキした歯ごたえが人気の和ハーブ、三つ葉。お吸い物の風味付けやお浸し、卵とじなどさまざまなレシピに利用できます。

旬は初夏から秋になり、刈り取っても再び葉を伸ばすので何度も収穫を楽しむことが可能。本来は多年草ですが、古株になると風味が落ちるので一年草として楽しみましょう。※参考価格:200~500円(3号ポット苗)

〈人気の和ハーブその2〉サンショウ(山椒)

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  • 苗木の植え付け適期:厳寒期を避けた11〜3月
  • 収穫時期:部位によって異なる

春に咲く花は和え物や酢の物に、若葉や若芽は佃煮や味噌炒めに、果実は薬味や塩漬けに、そして果皮は粉山椒にと、さまざまな部位を利用できるサンショウ。

落葉低木樹に分類されますが、鉢植えで育てることもできます。苗の植え付けから結実するまでに3~4年かかるので、早く収穫したいときは3年生以上の苗木がオススメ。強い西日を避けた半日陰~日当たりが良い場所で管理しましょう。

※参考価格:3000~10000円(3年生苗木)