【新NISAシミュレーション】月5万円を積立投資「年利3%・5%・7%」の場合
では、毎月5万円、年間60万円を30年間、積立投資した場合、どのくらいお金が増えるかチェックしていきます。月5万円は、新NISAの「つみたて投資枠」を使って投資をする試算です。
新NISAでは、非課税で保有できる期間は無期限となり、非課税保有限度額は1800万円となります。金融庁の資産運用シミュレーションのページを使って、年間の利率が3%、5%、7%と仮定したケースを見ていきましょう。
<年間利率3%のケース>
- 投資元本:1800万円
- 運用収益:1113.7万円
- 合計金額:2913.7万円
<年間利率5%のケース>
- 投資元本:1800万円
- 運用収益:2361.3万円
- 合計金額:4161.3 万円
<年間利率7%のケース>
- 投資元本:1800万円
- 運用収益:4299.9万円
- 合計金額:6099.9 万円
【図表2】~【図表4】をみてわかる通り、年間の運用利率が高い方が、合計金額が多くなります。
【図表4】では7%の場合、運用収益が約4300万円となり、合計は6000万円を超えました。
本来、一般口座で運用した場合、約4300万円のうち、20%にあたる860万円が税金としてとられてしまいますが、NISA制度は非課税なので、そのまま利益として受け取ることが可能です。
また、年率7%よりも利率が悪く、運用がうまく行かなかった場合でも、年率3%で運用収益約1114万円、合計約2914万円を達成することができます。
投資なのでリスクがあり、また「必ず儲かる」という保障はありませんが、長期的に投資を続ければ、お金が増える可能性はあります。
そして、運用を全くしていなかった場合、投資元本の1800万円からはほとんど増えないので、積立投資をコツコツすると、大きな運用効果を発揮する可能性があることが分かりますね。