楽天証券は総合口座数900万を突破した人気ネット証券です。投資信託の購入で楽天ポイントを貯められるなど独自のメリットを有しています。

今回はそんな楽天証券のメリット・デメリットを解説していきます。

楽天証券での口座開設を検討している人はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 楽天証券のメリット
  • 楽天証券のデメリット
  • 楽天証券のおすすめポイント

楽天証券のメリット6選

楽天証券の主なメリットとして以下の6つがあげられます。

  1. 投資信託のラインナップが豊富
  2. 楽天ポイントがたまる・使える
  3. 楽天銀行の普通預金金利が0.1%にアップ
  4. 単元未満株のリアルタイム取引が可能
  5. ロボアドバイザーの「楽ラップ」が使える
  6. 外国株の取り扱いも豊富

以下で詳しく解説します。

1. 投資信託のラインナップが豊富

Vector Stock Pro/shutterstock.com

楽天証券は主要ネット証券のなかでも投資信託のラインナップが豊富です。

<主要ネット証券各社の投資信託ラインナップ>

証券会社

投資信託の取扱本数

松井証券

1692本

SBI証券

2648本

楽天証券

2630本

マネックス証券

1360本

auカブコム証券

1643本

※2023年6月22日時点

投資信託とはプロに資金の運用をお任せできる投資商品です。

投資家は自らの投資方針に合った商品を購入するだけで、その後の運用をファンドマネージャーにお任せできます。

そのため、投資信託は投資初心者や忙しい方に特におすすめです。

楽天証券はつみたてNISAのラインナップも豊富

つみたてNISAは対象の投資信託から得られる利益が一定期間非課税となる制度です(投資の利益には約20%の税金がかかります)。

年間投資可能額は40万円、非課税期間は最大20年間となっています。

つみたてNISA対象の商品ラインナップは金融機関によって異なります。

実際に主要ネット証券各社で比較してみましょう。

<つみたてNISA対象商品数比較>

証券会社

本数

楽天証券

190本

SBI証券

193本

マネックス証券

167本

SMBC日興証券

158本

野村證券

7本

※2023年6月5日時点

上記の通り、楽天証券のつみたてNISAのラインナップは主要ネット証券のなかでも充実しています。

2. 楽天ポイントがたまる・使える

Alison Nunes Calazans/shutterstock.com

楽天証券で投資信託の積立購入を行う際にカード決済を選択すると、購入金額の0.5~1%が楽天ポイントとして還元されます。

また、楽天ポイントを投資信託などの各種投資商品購入に充当することも可能です。

普段から楽天ポイントを貯めている方にとって、楽天証券を利用するメリットは大きいでしょう。

3. 楽天銀行の普通預金金利が0.1%にアップ

通常、投資商品は証券口座の残高から購入することになります。

楽天証券の口座への入金方法はさまざまありますが、なかでも楽天銀行の口座と連携するマネーブリッジはメリットの大きい方法です。

マネーブリッジを利用すれば、楽天銀行の残高から必要な分だけ楽天証券の口座に自動入金されるほか、楽天銀行の普通預金に対して0.1%の優遇金利が適用されます。

つまり、普段はオトクな優遇金利を受けつつ、必要な時にだけ証券口座に資金を自動で移してくれるサービスとなっているのです。

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4. 単元未満株のリアルタイム取引が可能

単元未満株とは日本の上場株の銘柄を1株から取引できるサービスのことです。

通常、国内株式は最大100株からしか購入できないところ、より少額からスタートできるとあって人気を集めています。
ただし、通常の取引と比べると制限も多く、以下のようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

  • リアルタイム取引ができない
  • 取引できる銘柄が限られている
  • 手数料が割高

SBI証券やマネックス証券といった主要ネット証券でも単元未満株を展開していますが、リアルタイム取引には対応しておらず、注文から実際の買付までにはラグが発生してしまいます。

しかし、楽天証券ではこのリアルタイム取引に対応しています。

5. ロボアドバイザーの「楽ラップ」が使える

楽天証券では、ロボアドサービスの「楽ラップ」で投資を自動化できます。

楽ラップは16の質問に答えるだけでAIがその人にあった運用コースを無料で提案してくれるサービスです。さらに実際の売買や管理といった資産運用も楽天証券にお任せできます。

楽天証券口座があれば専用の口座開設が不要となる点も便利です。

6. 外国株の取り扱いも豊富

NITI JUNKAVEEKOOL/shutterstock.com

外国株の取り扱いが豊富な点も楽天証券のメリットです。

経済大国の米国や中国をはじめ、シンガポールやタイなどのASEAN株も取り扱っています。

<楽天証券の外国株の取り扱い範囲>

  • 米国 
  • 中国
  • シンガポール
  • タイ
  • インドネシア
  • マレーシア
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楽天証券のデメリット

楽天証券のデメリットは端的に言えば「SBI証券ほどスペックが高くない」ということにつきます。
主な項目で比較すると以下の通りです。

 

SBI証券

楽天証券


取引手数料(国内現物)
※1日の取引額に応じて手数料が決まる定額コースの場合 100万円まで:0円~

  • 100万円まで:0円~
  • 200万円まで:1238円
  • 300万円まで:1691円
  • 以降100万円増加ごとに+295円

100万円まで:0円~
200万円まで:2200円
300万円まで:3300円
以降100万円増加ごとに+1100円

投資信託のラインナップ

2648本

2630本

投資信託のクレジット決済額に応じたポイント還元率(スタンダードカードの場合)

0.5%(三井住友カード)

0.5~1%(楽天カード)

IPO取扱数(2021年度実績)

117

70

楽天証券とSBI証券を比較すると、多くの項目でSBI証券の方が上です。

ただし、楽天証券はツールの使いやすさが口コミで好評を得ているほか、以下のような独自のメリットもあります。

  • 楽天カードによる投資信託の積立で楽天ポイント還元
  • 楽天銀行の普通預金金利アップ(マネーブリッジ利用時)

一概にすべての人にSBI証券が合っているというわけではありません。

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参考資料

まとめ

  • 楽天証券には楽天ポイントがたまるなどの独自メリットがある
  • 一方で全体的にSBI証券の方がスペックは上
  • 楽天証券は楽天ポイントや楽天銀行のユーザーが積極的に検討すべき
MeChoice編集部厳選!おすすめネット証券で口座開設をする

MeChoice編集部