【NHK朝ドラ・らんまん】ホウライシダの育て方

栽培環境

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ホウライシダは強い日差しが苦手。直射日光に当てると葉焼けを起こし、枯れてしまいます。一方、耐陰性があるからといってまったく光に当てないと、生育不良を起こすことも。

間接光のような柔らかい日差しが当たる半日陰で育てるのがオススメです。蒸れを起こさないように、風通しのよい場所に植えましょう。

水やり

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湿度の高い土壌を好むので、水切れには気をつけましょう。土の乾き具合を確かめながら、こまめに水を与えてください。とくに夏の水やりはタップリと。

乾燥に弱く水分不足になると、薄い葉はチリチリに干からびてしまいます。一度水切れを起こすと、あとからいくら水を与えても復活しません。

普段の水やりのほか、ときどき霧吹きで葉に水をスプレーしてあげるのも効果的です。

肥料

ホウライシダにはとくに肥料を与えなくても大丈夫です。葉の色つやを増す目的で与えるのであれば、月に1回程度薄い液体肥料を施すとよいでしょう。

剪定

乾燥で縮まった葉はもう元には戻らないので、茎の根元からバッサリと切り落とします。剪定後は新芽が出るのを期待して、こまめに水やりしましょう。

冬越し

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寒さにやや弱いホウライシダは、うまく冬越しすることでまた翌年も元気に生育します。鉢植えの場合は室内に取り込み、部屋の明るい場所で管理します。

庭植えの場合は霜が降りて葉が傷まないように、株元に腐葉土を敷き詰めたり、不織布でおおったりすると安心です。

病害虫

ホウライシダがかかりやすい病気は立ち枯れ病です。しおれたようになり枯れてきたら早めに摘み取って、薬剤を散布しておくのがオススメ。

害虫はハダニやナメクジが多発します。葉が白っぽくなってきたらハダニ、葉が喰われて無くなってしまったらナメクジです。葉の様子をよく観察して、早めに対処しましょう。

清涼感タップリのホウライシダを夏のインテリアアイテムに

フワフワした葉が細い枝に密集して開き、鳥の羽根のような軽やかさが魅力のホウライシダ。しだれるように伸びる葉が風に揺れる様子が爽やかです。

暑い夏に一服の清涼感を与えてくれるホウライシダを、オシャレなインテリアアイテムとして飾ってみませんか。