7月は梅雨後半の湿度に初夏の強い日差しが加わって、体にまとわりつくような蒸し暑さになります。急激な環境の変化に追いつかないのは、人も植物も同様です。

今回は7月にやっておきたい草花とバラのお手入れを紹介します。7月に咲く花もお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

【7月の草花】初夏のお手入れ〈5つのポイント〉

ポイントその1. 傷んだ花や葉を摘み取る

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長い梅雨の間、雨に濡れた花や葉はどうしても傷みがち。ヌルヌルして腐ったまま放置すると病気の発生源にもなりかねません。

こまめに庭をパトロールして、傷んだ花や葉を摘み取っておきましょう。

ポイントその2. 伸び過ぎた枝を切り戻す

近年では梅雨後半に大きな台風が発生することもしばしば。長く伸びた枝があると風雨に耐えきれず、途中でポッキリ折れたり倒れたりすることがあります。

風通しをよくして蒸れを防ぐためにも、伸びた枝は短めに剪定しておくのがオススメです。

ポイントその3. 水ぎれに気をつける

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梅雨の間は地植えの植物には水やりする必要はありませんが、鉢植えは土が乾きやすいので湿り具合を見ながら水を与えましょう。

梅雨が明けて晴天が続くようになったら地植えにも水やりします。日中の水やりは避けて、朝夕の涼しい時間帯におこなってください。

ポイントその4. 強い日差しを遮る

梅雨の間柔らかな光で過ごしてきた植物にとっては、梅雨明けの直射日光は相当なストレスに。鉢植えは日差しの強い時間帯だけ軒下に移動して、日光に少しずつ慣れさせるのがオススメです。

庭植えの植物は移動できないので、西日を遮るためよしずなどを立てるとよいでしょう。

ポイントその5. 草抜きをする

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梅雨でしばらく庭に出ないうちに、草がビッシリと生えていたということがよくあります。雑草は高温湿度に強く、旺盛に繁殖するので早めに抜いておきましょう。

株元の草を抜いてスッキリさせておくと、風通しがよくなって蒸れを防げます。