建売住宅の後悔ポイント4. リビングが幹線道路に面している
立地が良い家の場合、幹線道路が近くにあるケースもあります。
夫婦の家はリビングが交通量の多い幹線道路に面しているため、車が通るたびに音が気になるそうです。
「リビング横が大きな道路に面しているので、車が通ると音が煩くてくつろげないことがあります」
幹線道路に面している家を選ぶ場合は、あらかじめ以下のことを確認しておきましょう。
- 窓ガラスがペアガラスなどの複層ガラスの家を選ぶ
- 鉄筋コンクリート構造の家を選ぶ
- 防音カーテンを利用したリビングにする
建売住宅の後悔ポイント5. 作り付けの収納や棚が少ない
コンパクト住宅の場合、部屋に収納や棚が少ない家もあります。
ご夫婦の家も、作り付けの収納や棚が少ない家です。
「作り付けのクローゼット収納や棚が少なくて小さいので、家具に場所を取られて生活スペースが狭く不便に感じます」とご夫婦は後悔しています。
たしかに部屋に収納スペースがない家は、タンスや収納ボックスなどを置く必要があります。
しかし狭い部屋に置く場合、物理的に部屋が狭くなるのが現実です。
家を選ぶ際には「各部屋にクローゼットや収納スペースが確保してあるかどうか」に注目して選びましょう。
建売住宅の後悔ポイント6. 駐車場が狭く車の乗り降りが大変
土地がコンパクトな分、駐車場スペースも限られています。
日ごろから車を使って移動しているご夫婦にとっては使い勝手が悪い駐車場です。
ご夫婦は「駐車場の横幅が狭いので、特に雨の日は車のドアを開けて乗り降りするのが大変で苦労します」と話しています。
駐車場の広さを決める場合は「駐車場が何台停められるか」だけでなく「乗り降りがスムーズにできる広さを確保できるか」をチェックするのがおすすめです。
【建売住宅】快適な家を選ぶためのコツ
マイホームは、実際に住んでみてから気付くことがたくさんあります。
特にコンパクト住宅は部屋が狭いので、後悔ポイントが多くなりがちです。
しかし、コンパクト住宅でも快適に過ごせる家はたくさんあります。
コンパクト住宅選びで後悔しないためには、専門家である設計士や住宅メーカー、不動産会社に相談しながら「家選び」「家づくり」を行うことです。
この記事でご紹介したご夫婦の体験談を参考にして、後悔しない「快適な家選び」を行いましょう。
参考資料
- 国土交通省「令和4年度住宅経済関連データ」「<1>住宅整備の現状」「2.住宅の規模」「(1)所有関係別一住宅当たり延べ床面積の推移」
- 政府広報オンライン「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!」
岩井 佑樹