陽が当たらなかったり、日の当たる時間が少なかったりする「日陰・半日陰」の庭やベランダ。
どんな植物を植えるか迷ったり、植えた植物がうまく育たなかったりと、悩みがつきないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、神戸在住のガーデニング部員が、半日陰の庭で「育てて良かった植物」をピックアップ。常緑多年草3つを実際に育てている写真とともにご紹介します。
※本記事の情報は執筆時点(2026年3月10日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
1. 神戸の半日陰の庭に「植えてよかった」常緑多年草3つ
1.1 クリスマスローズ
神戸の半日陰の庭で育てているクリスマスローズ。2月下旬から花が咲きはじめました1/9
LIMOガーデニング部撮影/クリスマスローズ
最初にご紹介するのは「クリスマスローズ」。「冬の貴婦人」とも呼ばれ、寒い時期から花を咲かせ、春の訪れを告げる花として愛されています。
神戸のわが家の庭では、今年は2月下旬から少しずつ花が咲きはじめました。赤みがかった紫色の花です。
クリスマスローズは、花姿も花色や模様もさまざま。白や赤紫、ピンク、黒紫、黄、緑などさまざまなカラーから選べます。花姿も、一重咲き、八重咲き、半八重咲きなどそれぞれ個性的です。
また、クリスマスローズは「明るい日陰や半日陰」が生育場所としてぴったり。夏の間は直射日光を避けられ、冬の間は、よく日が当たる、落葉樹の下のような場所だと、より花付きが良くなりますよ。
神戸の半日陰の庭で育てているクリスマスローズ。一年中葉が茂っています2/9
LIMOガーデニング部撮影/クリスマスローズ
わが家の場合、半日陰の庭で環境に馴染んでからは、控えめなメンテナンスでも毎年元気に咲いてくれています。1年中、やや深い色合いのグリーンの葉が茂っているのも魅力のひとつだと思います。
こぼれ種のおかげで、本当に少しずつではありますが、自然に株が増えていくのも楽しんでいます。クリスマスローズの小さな株を見つけると、本当にうれしいです。
クリスマスローズは、うつむいて咲くため、花をのぞき込むようにしないと、その姿を見ることはできないのが、ちょっぴり残念。今どんどんつぼみが出てきているので、たくさん花を咲かせたら、切り花にして室内で楽しむ予定です。
※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)
1.2 リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)
神戸の半日陰の庭で育てている「リュウノヒゲ」3/9
LIMOガーデニング部撮影/リュウノヒゲ
続いては「リュウノヒゲ」。龍の髭のような細くて長い葉っぱが特徴です。暑さにも寒さにも強い頼もしい植物です。
ほったらかしでほぼ何もしていませんが、毎年、夏(7月~8月頃)に花が咲きます。には淡紫色の小さな花を付け、秋から冬にかけてはピカピカの青い実を付けたりと、季節ごとに変化を見せてくれるのも魅力です。
わが家では、少し日の当たる半日陰のスペースに地植えしています。どんどん広がっていくので、ときどき量を調整しながら育てています。間引いたものはプランターで育てたり、寄せ植えの脇役などに活躍してくれるので便利です。
※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)
1.3 ハラン
神戸の半日陰の庭で育てている「ハラン」4/9
LIMOガーデニング部撮影/ハラン
ハランは、存在感ある葉っぱが素敵な植物です。大きな葉は、料理の彩りを足したいときなど、飾りにも使えて便利です。
春の時期には、株元(地際)にひっそりと紫色の花を咲かせます。発見したときは、いつもうれしくなってしまうくらい、こっそり咲いています。
大きくスッと伸びた葉は、庭の中でも存在感があります。神戸の半日陰の庭では、植えっぱなしにしていますが、冬も含め一年中、緑の葉を生い茂らせてくれる、ありがたい存在です。
※参考価格:1000円〜2000円前後(4号ポット苗)
2. 陽当たりが悪くても大丈夫!半日陰ガーデニングも楽しみましょう
5/9
LIMOガーデニング部撮影/クリスマスローズ
今回は、神戸在住のガーデニング部員が、実際に半日陰の庭に「植えてよかった」常緑多年草3選をご紹介しました。
1年中グリーンの葉をたのしませてくれるうえ、早春から咲く花が華やかな「クリスマスローズ」、寄せ植えにも使いやすい「リュウノヒゲ」、料理の飾りにも活用できる「ハラン」は、いずれも植えっぱなしで育てることができています。
庭やベランダの陽当たりが少し悪くても、植物の選び方次第で楽しむこともできます。今回ご紹介した3種類をはじめ、環境にあった植物を検討してみてくださいね。
3. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い6/9
出所:LIMO編集部作成
さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で生育する」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、花つきが悪くなる可能性が高いです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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