育児中のパートのデメリット1.休むと給与が少なくなる

パートだと休みが取りやすい場合もある一方で、時給制が多いため、休めばその分だけ給与が少なくなります。

育児中のパートのデメリット2.お金に対する不安がある

パートは正社員に比べると給与が少ない、ボーナスがないなどお金の面で心もとなさを感じるでしょう。また、いわゆる「年収の壁」により働き方に悩む方もいるでしょう。

育児中のパートのデメリット3.キャリアが不安定

パートで働いたり、またブランクがあったりするとその後のキャリアに不安を感じる方もいます。いずれ正社員になりたいと思っても、自身も年齢を重ねているため、本当に正社員になれるかという不安は残るでしょう。

【正社員で育児中に働く】メリット・デメリット

次に、育児中に正社員で働くメリット・デメリットを見てみましょう。

正社員のメリット1. 給与が安定している

正社員のメリットは、給与がパートに比べると多く安定している点でしょう。家計が楽になったり、より将来へ備えられるようになります。

また、社会保険へ加入するため将来の年金額が増えたり、傷病手当金や出産手当金といった保障も付きます。

ただしパートでも、特定適用事業所で働き、一定条件を満たせば社会保険へ加入できます。

正社員のメリット2.キャリアが持続できる

「産前のキャリアを持続したい」「仕事も頑張ってキャリアを築きたい」という女性もいるでしょう。

パートでもキャリア形成を行うことは職種によっては可能ですが、正社員であればよりキャリアが安定すると言えます。

正社員のメリット3.万が一のときの不安が減る

コロナ禍による経済や雇用への影響のように、いつ不測の事態が起こるかは誰しも分かりません。パートナーのリストラや離婚など、絶対に起こらないとは誰にも言えないのです。

そのような場合でも、正社員であれば比較的安定しており、万が一のことがあっても対応できるので不安も減るでしょう。

正社員のデメリット1.仕事と育児の両立に悩むことも

仕事時間が多い分、どうしても子どもと一緒にいる時間が減ります。特に平日は一緒に遊ぶ時間があまりとれない、満足に育児や家事ができないという悩みは抱えやすいでしょう。

また、子どもが入園したてのころは風邪を引きやすく、何度も休みをとることがあります。小学生になっても「小1の壁」や「小4の壁」があり、仕事と育児の両立に悩む局面が何度かあるでしょう。

正社員のデメリット2.心身の余裕が保ちにくい

フルタイムで働きながら育児・家事を両立すると、どうしても時間に追われてしまいます。帰宅後に夕食、洗い物、お風呂、寝かしつけとバタバタする日々で、疲れてしまい余裕も保ちにくくなります。

どの道も誰かが通った道。納得のいく選択を

フルタイムとパートタイム、どちらも悩みを抱えることがあると思いますが、同じように選んで悩みながらその時に合った選択をする女性はたくさんいます。

いろいろな体験談を聞きながら、自身の働き方について考えるといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子