突然ですが、みなさんはお金を貯めるのが得意ですか?

「貯蓄が得意です!」という方もいれば、「お金を貯めるのは苦手」という方もいらっしゃるでしょう。

筆者は「お金の使い方」で失敗をしたことがあります。しかし、その経験をもとに「お金を貯めるためにどうしたらいいか」を考え、いまでは貯蓄が得意になりました。

今回は、筆者がお金で失敗したエピソードや実際にお金を貯めるために気をつけていることを織り交ぜながら、これまで見てきた貯蓄下手の方に共通する「お金が貯まらないNG行動あるある」をご紹介していきます。

1.【貯蓄下手さんのNG行動】その1:生涯をとおしてのお金の使い道が決まっていない

貯蓄下手さんは、「何にお金を使いたいか」が明確でない方が多いようです。

みなさんは、自分の人生において「手に入れたいものは何か」「自分が理想とする生活はどういうものか」を実際に口にだして言うことができますか?

筆者が自分の人生で成し遂げたいことは、「フランスのモン・サン・ミッシェルなどの世界遺産や、オーロラなど世界中の絶景を実際に現地まで行って自分の目で見て体感すること」です。

そして、将来は「窓の大きな部屋と、中庭のある家に住んで、自分の好きなことを楽しみながらゆっくり生活する」のが理想です。

これらは、「今現在手に入れたいこと」と「将来手に入れたいこと」の2つに分けることができます。まず、「今手に入れたいこと」としては「世界遺産や絶景を見て回ること」。

「自分が今したい!」と思ったタイミングでいつでも実行できるように、あらかじめ「旅行に使うためのお金」として、生活費などと分けて別の口座に毎月の収入の中から一定金額を貯金しています。

また、将来手に入れたい理想の生活を実現するためのお金は、「将来資金」として「生活費・旅行費」の口座と分けて毎月一定金額ずつ貯めています。

貯蓄下手さんは、「何のために」「いつまでに」「いくら」といったゴールが明確でない印象があります。お金は自分が強く「◯◯のために貯めたい!」と意識していないと貯める事は難しいです。

なかなかお金が貯まりづらいという方は、一度「自分は何にお金を使いたいのか?」を整理してみましょう。

2.【貯蓄下手さんのNG行動】その2:支出の内訳を把握できていない

みなさんは、毎月「なに」に「どのくらい」お金を使っているか、きちんと把握できていますか?

貯蓄下手さんは「毎月いつの間にかお金が無くなっている」という方が多い印象があります。

今月の食費や日用品がどれくらいだったかと聞いても、答えられない場合が非常に多いです。

お金を貯まりやすくするためには、「今月は食費代がいくら」「生活用品代はいくら」と項目ごとに予算を決めておく必要があります。

予算を決めておかないと「お金があるだけ使ってしまう」という負のループに陥ってしまいます。

まずは、1カ月分のレシートをとり「食費にいくら使ったのか?」など現状把握をしてみましょう。レシートの中から「これは無駄だったな」という支出にチェックをします。そして「食費」「日用品」といった項目ごとに、おおよその予算を設定しましょう。

また、予算が決まったら余裕のある範囲で「毎月いくら貯金する」と決めて、お給料が入ったら先に貯金に回すのがおすすめです。