昔憧れだったカメラ。空前のレトロブームでオールドカメラも注目を集めています。ならではの画質はもとより、そこそこ安価に揃えられるのも魅力。さらにハッセルブラッドシステムなら最新とレトロのハイブリッドな使い方が可能になります。

【Hasselbladのスゴ技】オールドカメラを使ってみたい!

光学系で見たそのままを写真におさめたい、そんな欲望が生まれました。私は最近「EOS R5」や「X1D II」などのいわゆるミラーレス一眼を使っています。こうしたカメラは非常に便利ですが、ファインダーまでEVF(液晶で被写体を確認する方式)が使われていて味気ないというデメリットも。

筆者撮影

そんな折に、昔父が使っていたカメラを思い出しました。中判フィルムを使うカメラで上から覗くと綺麗な絵が見えます。これって今使ってるカメラと同じHasselbladで使えるじゃん?というのがきっかけでした。

筆者撮影

というのもオールドカメラでハードルになるのがフィルムなんですよね。もちろんフィルムの良さがあるのはわかりつつも、フィルム自体が安くない上に現像に1枚数千円かかるとなると気軽に自分が撮った画すら確認できなくなります。

Adobe Stock - Manfred Weichselbaum

なんとかこのデメリットを補いつつオールドカメラを楽しめないかと、いろいろ調べて見つけたのが「907X」というHasselbladから出ているカメラ。品質は今まで使っていたX1D IIと変わりませんが、Hasselbladの古いカメラで使えるVシステムという規格を採用していてそのまま古いカメラに装着することができます。

筆者撮影

これならオールドカメラの画質は楽しみつつも、撮った写真は全てデジタルで保管できる!ということでX1D IIからこちらのカメラに切り替えました。