【Kindle Scribeを徹底レビュー】不満点が迅速にアップデートされた

ノートやPDFを使う上で不便だったいくつかの機能もすぐにアップデートされました。ユーザーからの声で迅速にアップデートされるそうなので今後も期待したいところ。

最近実装されたのは「なげなわツール」。ノートやPDFで手書きした書き込みを選択してサイズの変更、移動、カット＆ペーストができるようになりました。DIYで寸法など書いた時は移動させたり小さくしたりできると非常に便利です。

筆者撮影

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手書きの文字をテキストに変換してメール送信することもできるようになりました。届いたメールからダウンロードする、というところがちょっと面倒ですが、認識精度は結構高いです。日本語の殴り書きは難しいところもありましたが、英語の筆記体は雑に書いても完全に認識していて素晴らしかったです。

筆者撮影

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Wordから直接文書を送信できるようになったのも素晴らしいです。共有メニューからKindleを選ぶとWord文書を直接ライブラリに送信することができます。

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この時Kindleフォーマット（テキストデータ重視）かPDFライクなフォーマット（レイアウト重視）を選べるんですが、Kindleフォーマットを選ぶと自由に手書きで書き込むことができなくなってしまいます。ここだけは注意が必要です。

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PDF形式で配布されているマニュアルの中にもKindleフォーマットと認識されてしまっているものがあって、これには手書きのツールが表示されません。一方でKindleフォーマットでは書類中のテキストを選択すると辞書やWikipediaの結果がリアルタイムで表示されるので便利。

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PDFでもテキストが埋め込まれたものなら使えそうなんですが、翻訳の機能以外は使えません。ここは今後統一して欲しいところです。

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PDFは当初縦向きだけの表示だったんですが、横向き表示もできるようになりました。横長のPDFも意外と多いのでこれはうれしいアップデートです。

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【Kindle Scribeを徹底レビュー】バッテリーは脅威の1ヶ月以上持ち！

こういうツールって使いたい時にバッテリー切れてたってことも多いイメージですが、Kindle Scribeの省電力モードは本当にすごい。毎日使えば流石にそこまで持ちませんが、放っておいたら1ヶ月は余裕でOK。

最近使ってないけどあの資料どんなだっけ？と手に取ってスイッチを入れても全然使えちゃうのが驚愕でした。実用度はかなり高いと思います。

本を読むときに流し読み（高速でページがめくられるけれど、各ページが一瞬だけちゃんと表示される）や読み飛ばしもできるので本当に素晴らしい完成度です。

価格は4万7980円からと安くはないですが、遅延なくさらさら書けたり、本のように読めたりすることを考えたら惜しくはないでしょう。ビジネスパーソンなら必携と猛プッシュしたくなるプロダクトでした。

＜製品情報＞

  • 製品名：Kindle Scribe
  • 価格：4万7980円～
  • ディスプレイサイズ：10.2インチ
  • ディスプレイ解像度：300ppi
  • グレースケール：16階調
  • サイズ：196 mm x 230 mm x 5.8 mm
  • 重量：433g (本体のみ。実際のサイズと重量は、仕様や製造過程によって多少異なる場合があります)
  • システム要件：ワイヤレス接続対応、コンテンツのダウンロード時にPC不要
  • 容量：16GB/32GB/64GB。端末本体に数千冊保存可能 (一般的な書籍の場合)
  • クラウド：Amazonのコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能
  • バッテリー：読書＝最大12週間 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)、手書き機能＝最大3週間 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)
  • 充電時間：PCからUSB経由での充電で約7時間、USB-C充電アダプター（9W）経由での充電で約2.5時間
  • Wi-Fi接続：802.11b、802.11g、または802.11n標準規格を使用した公共およびプライベートネットワークまたは無線LANスポット、パスワード認証によるWEP、WPAおよびWPA2セキュリティに対応
  • 対応ファイルフォーマット：Kindleフォーマット8 (AZW3)、Kindle (AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMPは変換して対応
  • ユーザーヘルプ：Kindleユーザーズガイド (端末にプリインストール) およびクイックスタートガイド (同梱) はこちらからもご覧いただけます
  • 保証とサービス：1年間限定保証付き。国内の場合、オプションで別売の延長保証をご利用いただけます。Kindle の使用時は利用規約が適用されます
  • 同梱内容：Kindle Scribe本体、スタンダードペン、USB-C充電ケーブル、クイックスタートガイド、交換用ペン先 (5個)、交換ツール

参考資料

木村 ヒデノリ