2.3 ハボタン
晩秋~早春に見頃を迎えるハボタン。近年ではクリスマスリースやブーケなどに利用されるほど、オシャレな品種が増えてきました。
切り花にオススメの高性種や花壇にピッタリな矮性種などたくさんの品種があります。
オシャレな品種の種はすぐに売り切れるので、早めの購入をオススメします。
ハボタンの種まき(適期:7月中旬~8月中旬)
- 種まき床に用土を入れ、1センチ間隔に種をまく。軽く覆土して霧吹きで湿らせ、屋外の風通しのよい半日陰か屋内で管理する。
- 発芽後は風通しがよい日なたで管理し、多湿にならない程度に水を与える
- 本葉が3~4枚になったら、1本ずつポリポットに鉢上げする。ポリポットの目安は、大きく育てた場合は6~7.5センチポット、小さく育てたい場合は9~10.5センチポットがオススメ。
- 気温が落ち着いた10~11月に定植する。
2.4 ストック
秋から翌春にかけ、カラフルな花穂で花壇を彩るストック。
花色や草丈、咲き方が違う品種が豊富に揃っており、いずれも花からは甘い香りが楽しめます。
切り花にも向いているので、庭で育てた花を室内に飾りたい人にオススメです。
ストックの種まき(適期: 8月中旬~10月)
- 苗床に用土を入れて溝をつくり、溝に沿って等間隔に種をまき覆土する
- 霧吹きで水をかけ、風通しが良い日影で管理する。土が乾燥しないよう水やりをおこなう。
- 発芽後は元気な苗を残して間引きし、日当たりと風通したよい場所で管理する。
- 気温が落ち着いた9月下旬~11月頃になったら、庭や花壇に定植する
2.5 カレンデュラ
秋の終わりから春にかけ、黄色やオレンジの太陽のような花を次々と咲かせるカレンデュラ。
別名「キンセンカ」とも呼ばれています。
一重咲きと八重咲きがあり、いずれも草丈が高い高性種は庭や花壇に、低い矮性種はプランターや鉢での栽培がオススメです。
カレンデュラの種まき(適期:8月下旬~10月)
- 苗床に用土を入れ、指で深さ1センチほどの穴を開けて種を植えて覆土する。
- 霧吹きで水を与え、涼しい日陰で管理する。
- 芽が出たら半日ほど日に当てながら管理。土が乾かないよう水やりをおこなう。
- 本葉が出たら間引きし、元気なものだけを残す
- 本場が5枚程度になったら定植する。
カレンデュラはこぼれ種で増えるほど強靭なので、庭や花壇に直接種をまくことも可能です。直まきするときは15~20センチ間隔に1粒ずつまいて覆土しましょう。
3. まとめにかえて
花を種から育てるメリットはコスパがよいこと、成長過程が楽しめることです。種が発芽し、さらに苗へと成長していく姿は見ていてワクワクしますよ。
ぜひ今年の夏は秋咲き花苗の種まきに挑戦してみてくださいね。
LIMO編集部