梅雨の時期を美しく彩るアジサイは、切り花にして楽しむこともできる花。単体で活けるのもステキですが、ほかの花と一緒に活けると相乗効果でより魅力を発揮するんですよ。

そこで今回は、アジサイと一緒に飾りたいお洒落な切り花&枝ものを紹介します。

屋外でも室内でも、いまが旬のアジサイを楽しみましょう。

切り花のアジサイを長持ちさせる〈5つのコツ〉

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庭に咲いているアジサイをそのまま花瓶に活けてしまうと、1~3日程度しか日持ちしません。できるだけ長持ちさせるためにも、次のような手順で活けるようにしましょう。

  1. 下のほうについている葉(水に浸かりそうな葉)を清潔なハサミで切り落とす。
  2. 茎は斜めにカット。茎のなかにワタがある場合は取り除く。
  3. 茎が折れないよう新聞紙を巻き、深めに水を入れたバケツに半日ほど浸す(水揚げ作業)。
  4. 清潔な花瓶に活ける。飾る場所は直射日光が当たりにくい涼しい場所がオススメ。
  5. 水は毎日取り換え、必要に応じて切花延命剤を使用する。

上記の方法を実施することで、1週間ほど日持ちさせることができます。

活けている最中に元気がなくなってきたら、再度2~5の手順をおこないましょう。その際は花瓶も洗浄し、茎にヌメリを感じたら流水で洗って取り除くようにしてください。

アジサイと一緒に飾りたい!お洒落な〈切り花&枝もの6選〉

〈おすすめ1〉カンパニュラ

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つり鐘型の花を連なるように咲かせるカンパニュラ。アジサイと同じ初夏に見頃を迎え、花色も紫や青、ピンクや白などアジサイと同系色のカラーが揃っています。

さまざまな品種があるなかでも、草丈が高い品種はアジサイとの相性がバツグン。見栄えを良くするためにも、咲き終わりの花は小まめに取り除きましょう。※参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)

〈おすすめ2〉ユリ

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上品な花姿で魅せるユリも、アジサイと相性が良い花。品種によって開花時期が異なりますが、多くのユリは春から初夏にかけて旬を迎えます。

花色によって印象が変わるため、飾る場所の雰囲気に合わせて選ぶのがポイント。花粉が落ちやすいので、活ける前に花粉を取り除いておきましょう。※参考価格:700~1000円前後(3号ポット苗)