筆者は前職の信用金庫時代、お客様のライフステージの変わり目などに立ち会うことが多く、お金にまつわるさまざまな相談を受けてきました。

住宅購入時、年金受給を迎える前など、どの世代にも、それぞれの世代特有のお金の悩みを抱えた人が多かった印象があります。

私たちとお金の縁は生涯続きますから、できれば「悩み少なく」付き合っていきたいものですね。今回は筆者の前職時代の経験をもとに、「お金が逃げていく人」の特徴を3つご紹介したいと思います。

1. お金が逃げていく人の特徴1「収支を把握していない」

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お金が逃げていく人の特徴として最初に挙げられるのが、「毎月の収支を把握していない」という点です。

毎月の収入・支出がそれぞれいくらか、そして赤字(もしくは黒字)がいくらになるかを知らない、というタイプですね。

「収入がいくらあり、どれくらい使えるのか」が分からないため、予算を立てて買い物をする習慣もありません。クレジットカードの支払明細を見て初めて驚く人や、なかにはお金を使い過ぎていることに気づいていないケースもあります。

このタイプの人はお金に無頓着なので、そもそも貯蓄ができていない点にも関心が薄い傾向があったように思います。

また意外かもしれませんが、企業経営者であってもお金に無頓着な人は存在します。

いわゆる「どんぶり勘定」のため、売上が好調な時は一見問題なさそうに思えますが、業況が悪くなるとたちまち業績が下がります。

このように収支を把握するという事はとても大切なことです。

2. お金が逃げていく人の特徴2「お金に関する情報収集をほとんどしない」

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2つ目に紹介する「お金が逃げていく人の特徴」は、情報収集への興味・関心が薄いということ。

貯蓄や節税、資産づくりなど、お金にまつわる「知らないと損!」という情報は巷に多くあふれています。

例えばふるさと納税、NISAなどの税制優遇制度。これらの活用が資産づくりの手助けになることを知っていれば、欠かさず情報収集をして、そのメリットを享受したいと思うでしょう。

しかし、お金が逃げていく人は人任せで、そもそも興味がない人が多いです。どこか他人事で考えているように思います。お金を増やしていくには、収入を増やすもしくは支出を減らす必要があります。

しかし急に変えるのはどちらも難しいものです。そのためお金に関しての情報収集は必要になってきます。