LIMOが2022年7月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年7月1日)

暑さが増してくるこの季節。春から初夏に咲く花々のピークが終わり、夏から秋に開花する花を植える時期です。

多年草は一年の間にさまざまな表情を見せてくれる、庭や花壇のベースにもなる花。

今回は、夏の庭を大人っぽくオシャレに見せてくれる、オススメの多年草を紹介します。

1. 夏の庭を大人っぽくオシャレに!オススメの多年草8選

多年草とは、株の寿命が2年以上で、毎年花を咲かせる植物のこと。多年草には開花シーズン以外、地上部が枯れて翌年の生長期に再び芽を出し花を咲かせるタイプがあり、この種類を特に宿根草と呼ぶ場合もあります。

庭や花壇で長い間生長する植物なので、お気に入りの多年草を見つけてみてくださいね。

1.1 バーバスカム

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雄大な花穂に華やかな花をつける、ゴマノハグサ科のバーバスカム。草丈が100〜150センチほどになる大型種から、寄せ植えや花壇前方にもぴったりの矮性種、香りがある品種もあります。

品種によっては一年草や二年草もあるので、購入する際は品種の特徴を確認しましょう。

大人っぽいニュアンスカラーなど花色も豊富で、イングリッシュガーデンが好きな方にオススメです。※参考価格:800〜1000円前後(3号ポット苗)

1.2 アキレア

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葉がギザギザしている特徴から日本ではノコギリソウとも呼ばれる宿根草です。小さな花が密集して咲く姿がナチュラルな雰囲気で、1株あると庭をオシャレにしてくれます。

セイヨウノコギリソウと呼ばれる白い花の品種は、ヤロウという名前でハーブとしても利用されます。

黄色やオレンジ、ピンクの花が咲く園芸品種もあり、ほかの植物とも合わせやすくオススメです。※参考価格:600〜700円前後(3号ポット)

1.3 ガウラ

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蝶のようなかたちの小さな花をたくさんつけるガウラ。草丈は100センチほどで、たくさんの花がそよそよと風に揺れる姿は、暑い夏でも涼しく優雅な気持ちにしてくれます。

また開花期間が長く、次々と花を咲かせてくれるので見応えがあります。

白やピンク、濃いピンクなどの花色があり、草丈20センチほどのコンパクトタイプは花壇や寄せ植えにもオススメ。※参考価格:400〜600円前後(3号ポット苗)

1.4 ハナトラノオ

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日本の夏によく似合う、涼しげで素朴な印象のハナトラノオ。茎が四角いのが特徴で、カクトラノオとも呼ばれます。

均整が取れた花姿がユニークで、和風にも洋風にも似合う宿根草です。暑さに強く開花時期も長いので、初心者にもオススメ。

白やピンク、紫などの品種があり、草丈は1メートルを超える品種も。地下茎でどんどん広がり手間がかかりませんが、増えすぎには注意が必要です。※参考価格:500〜700円前後(3号ポット苗)