2.2 貯金だけではなく投資する
金融機関の普通預金に預けていても、利息はほとんどつきません。
そのため、お金持ちは、貯蓄したお金を普通預金に預けたままにせず、投資でさらに増やすことを考えます。
実際、投資にはリスクもありますが、リターンも期待できるため、株式、投資信託はもとより、可能であれば事業や不動産などの分野への投資を考える場合があります。
「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言を忠実に守り、多数の投資先に資金を分配するなどの危機管理も怠りません。
3. お金を呼び寄せる行動3:お金持ちになる考え方
3つ目は、お金持ちになる考え方をみてみましょう。
3.1 将来のビジョンに対して柔軟に取り組む姿勢を持っている
お金持ちは、「10年後、どんなふうになっていたいか?」「そのために今年取り組むことは?」など、具体的な将来のビジョンを描いています。
目標と期日がしっかり決まっているため、日々のお金や時間の使い方に一貫性があり、ムダがありません。
ときに、さまざまな状況で微調整が必要になる場合もありますが、それも経験と捉え、柔軟に対応します。
3.2 ゆったり構え落ち着いている
お金持ちは、自分にとって本当に必要なものを知っているため、いつもゆったり落ち着いています。
他人の目を意識して見栄を張ったりしません。
たとえ質素でも、自分の価値観に沿った生活であれば、満足し楽しんでいます。
また人間関係においても、自分は自分、他人は他人と割り切っているため、些細なことにイライラしたり、カッカしたりで冷静さを失うことはありません。
人間関係にまつわるトラブルは、お互い様。
これからどうすればお互い気持ちよく過ごせるかを考え、素早く気持ちを切り替えることができます。
4. お金を呼び寄せる行動4:お金持ちになる習慣
4つ目は、お金持ちになる習慣についてです。
どのようなものがあるのでしょうか。
4.1 身の回りが整理整頓されている
お金持ちは日常の生活空間をきれいに保っています。
家の玄関、リビング、寝室、仕事場所などのどの場所もすっきり片付いています。
整理整頓されていれば、余計な探し物で段取りが狂うことはありません。
必要なものをすぐ揃えて作業を進めることができれば、時間の短縮につながります。
余った時間が増えれば、体を休めたり、別のことに取り組んだり、自由に使える時間も増えます。
4.2 本や新聞を読む
お金持ちは、本や新聞を幅広く読み、情報収集を心がけています。
最新のトレンドを知っておくことも大事ですが、自分自身の考え方を磨くためにも、多くのことを知っておくことが必要だからです。
時間があるときにまとめて読むのではなく、日々時間がなくてもある一定量の情報が得られるよう「タイトルや目次だけ」「朝10分と、昼30分だけ目を通す」など、サラッとだけでもある程度の内容が把握できるような工夫をしています。
5. お金持ちは習慣などに一貫性あり
お金持ちは、自分の考え方や行動、習慣などに一貫性があり、流行や気分に流されることはありません。
しっかりとした計画、目標があり、お金や時間をその達成に向け、コツコツ積み上げます。
お金を呼び寄せるためにも、できることから、取り組んでみるようにしましょう。
参考資料
- 金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」
- 帝国データバンク「食品値上げ、緩やかにペース減速へ 「値上げ疲れ」鮮明、年後半は値上げ控えも 6月は3600品目対象、「カップめん」500品目の一斉値上げ」
舟本 美子