新型コロナウイルス感染症は、2023年5月8日から「5類感染症」となりました。コンサートやイベントなどもコロナ禍前の状況に戻りつつあり、世間は活気を取り戻してきています。

経済産業省によると住宅業界は、新築戸建住宅売買が持ち直してきており、感染症の影響の緩和による経済活動の正常化などが、プラスに働いているとも考えられています。

とはいえ、建築費用の高騰はまだまだ続いており、先行きが見えないのが現状です。

そのため、注文住宅を建てる際に設備のグレードを落としたり、外構工事費用を抑えたり、仕方なく予算を絞る方も多いのではないでしょうか。

しかし、住宅のグレードを落とすことで「生活が不便になる」のは避けたいところですよね。

注文住宅の建築で後悔しないために、住宅メーカーなどの「専門家」にアドバイスを受けながら進めていくことはおすすめです。

それと合わせて、実際に注文住宅を建てた人の「体験談」を参考にするのも効果的と言えます。

この記事では、滋賀県で4700万円の注文住宅を建てたご夫婦に「4つの後悔ポイント」をお聞きしました。ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅の後悔ポイント1. 玄関がせまく荷物の受け取りが大変

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後悔ポイントの1つ目は「玄関をせまくしすぎた」ことです。

「もともと、玄関の広さにはこだわりがありませんでした。でも実際生活してみると、物が置けなかったり宅配物などの荷物の受け取りが不便だったり。特に雨の日の宅配物などの荷物の受け取りが大変です。受取サインの間、宅配業者の方が濡れて申し訳ない気持ちになりますね」とご夫婦は言います。

玄関がせまいと、以下のような理由で不便になりがちです。

  • ボールや自転車など、こどもの遊び道具やゴルフ道具などの物が多くなる
  • 雨の日の荷物の受け渡しの際に宅配業者や宅配物が濡れる

玄関や玄関ポーチを広くしたり、玄関クロークを設けたりすることをおすすめします。

注文住宅の後悔ポイント2. 傘を干すスペースを見落としていた

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傘を干すためのスペース確保も忘れないようにしましょう。

「傘を干す場所なんて考えてもいなかったです。駐車スペースを確保することしか考えていませんでした」とご夫婦は話しています。

たしかに、傘を干すスペースは見落とされがちです。

2階のバルコニーに干す方法もありますが、2階まで傘を持っていくのもいちいち面倒ですよね。傘は、広げると意外にも場所をとってしまいます。

家族分の傘を干せるスペースの庭を作るのがおすすめです。