注文住宅の後悔ポイント3. ランドセル置き場を作らなかった

子ども部屋があるからわざわざランドセル置き場を確保しなくてもいいのでは…?と考える方は多いのではないでしょうか。

しかしご夫婦はこう話します。「実際に子どもが小学生になって気付いたのが、わざわざ子ども部屋までランドセルを持っていかないことです」

学校から帰ると、玄関に置きっぱなしで遊びに行くことが多いようです。子ども部屋とは別に「ランドセル置き場」を玄関の近くやリビングに作るのも検討してみましょう。

  • 階段下のスペースにランドセル置き場を作る
  • 子ども部屋ではなくリビングにランドセル置き場を作る

注文住宅の後悔ポイント4. 健康を守るための「和室」が必要だった

Japan_room/shutterstock.com

昔とは違って、来客用の「和室」や「応接室」を作ることは少なくなりました。ご夫婦も必要がないと考えて1階に和室を作らなかったそうです。

しかし、近年の新型コロナウイルスによる感染症やインフルエンザになった家族を隔離するための「隔離部屋」として、和室を作るべきだった…と後悔しています。

隔離部屋以外にも、和室はいろいろな用途として利用できるためあると便利でしょう。

  • 子どもの遊び部屋
  • 急な来客の宿泊用
  • 将来の夫婦の寝室

家の広さや予算に余裕があれば、和室を検討してみてください。

注文住宅の後悔を事前に回避するコツ

今回のご夫婦が体験した注文住宅の後悔ポイントには共通点があります。それは「実際の生活場面を想像できなかった」ことです。

注文住宅を建てる上では、後悔しないためには次のコツを押さえておくことが大切です。

  • 生活のシミュレーションをしてみる(モデルハウスなので行うのもおすすめ)
  • 住宅用語や建築設備について勉強しておく
  • 信頼できる住宅メーカーに出会う
  • できるだけ妥協しないようにする

一方で後悔点ばかりではなく、ご夫婦が満足している点としては以下のようなことがあります。

  • 1階にお風呂、2階に洗濯機&ランドリースペースを作ったため、濡れて重くなった洗濯物を2階に運ぶ必要がない
  • キッチン、洗面所、廊下を回遊動線にできたことで水回りの家事動線がラクなど

いわゆる「生活動線」を確保できたことは夫婦にとって満足できている点です。生活動線を確保することで実際の生活が快適になります。

まとめにかえて

実際の生活を想像しながらの家づくりは難しいかもしれません。

そのため、今回のご夫婦のような「体験談」は、あなたの家づくりを後悔させないための「手助け」になると言えるのではないでしょうか。

この体験談を参考に、後悔しないための理想の家づくりを成功させましょう。

参考資料

岩井 佑樹