近頃は、海外でも国内でも株価の変動が大きく、日経平均株価もバブル後最高値を記録するなど、株価の動向が気になりますね。

今まで資産運用をしていた方は、株価上昇により恩恵を受けている方も多いかと思いますが、これからまとまった資金の運用を考えている方は、株価が上がりすぎているので運用するには難しい時期かもしれません。

運用商品を買いたい方もいらっしゃるかもしれませんが、「待つ」ことも運用には大切なことです。

お金を増やすには「運用」も有効ですが、一方で収入をあげることや支出を減らすことも重要です。

今回は「年収600万円」を達成する男性の割合や、達成する平均年齢にせまります。

運用だけではなく、現在とこれからの収入についても考えてみましょう。

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年収600万円を超える方はどのくらいいるのか

出所:国税庁「令和3年度 民間給与実態統計調査」

2022年9月に国税庁から発表された「令和3年度 民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の給与階級別に人数がわかります。

今回は男性の方の年収を見ていきますが、働き方によって、また業種によっても給与額は大きく違います。

男性の全体の給与所得者は3060万7948人ですが、年収600万円を超える方は951万1689人となります。

男性の場合、1年を通じて勤務した給与所得者のうちの3分の1の方が、年収600万円を超えているという計算です。

ただ、1年を超えない給与所得者の方(665万5969人)も含めると、4分の1の方が年収600万円を超えているとわかります。

「年収600万円」いつぐらいに達成できる?

年収は業種や勤続年数、また地域によっても違いますが、平均の勤続年数に着目すると、700万円以下の欄で17.7年ということがわかります。

出所:国税庁「令和3年度 民間給与実態統計調査」

もちろん、その勤続年数よりも早く、その年収に達する方もいらっしゃいます。

勤続年数だけではなく、それまでの知識や経験、技術や役職によっても変わるでしょう。

資料では「平均46.2歳」と40歳代中頃になっていますが、例え同じ仕事であっても勤務している会社の規模等によって違いますので、参考程度に考えてください。

一般的には、同じ会社に勤務し続けて経験を積み、技術を磨き、昇進・昇給していくことで年収も伸びていきますが、スキルや経験を持っている方は、他の会社などからスカウトがあるかもしれません。