政府が「働き方改革」を進めているように、今後は、多様な働き方をする人が増えそうです。業務委託やフリーランスで働く人も珍しくなくなるでしょう。中には「会社が嫌なので辞めたい」という人もいるかもしれません。

ただし、安易に会社を辞めると後悔することにもなりかねません。ここでは、フリーランスを目指すための準備・心構えについてまとめてみました。

【POINT 1】会社の仲間はあなたの送別会、してくれますか?

突然ですが、質問から。あなたが会社を辞めるということが社内に知られたとき、上司や同僚、部下はどのような反応をするでしょうか。

内線で電話がかかってきて「辞めてどうするの? 独立するならうちの仕事を手伝ってよ」と言われ、退社早々に机といすが用意されて「やっている仕事は変わらないのに、フリーランスなのでいきなり給料が倍になった」というような人もいます。

そこまででなくても、親しまれて、多くの人から「何かあったら連絡をください」と言われるのと、「辞めてくれてせいせいした」と言われるのとでは大きな差があります。

【POINT 2】「辞めてから考える」のはなかなか難しい

もちろん、ブラック企業に勤めていたり嫌な上司がいたりするなど、「とにかく辞めたい」という場合もあるでしょう。

それでも、「辞めてから考える」のはリスクがあります。できれば在職中に、どれぐらいの単価の仕事を月間にどれぐらい取れそうか、予測を立てておきたいものです。副業可という会社であれば、在職中に始めておくといいでしょう。

【POINT 3】独立当初は固定費を抑えて。見栄を張る必要はない

独立すると決めると、まだ自分1人しかいないのにいきなり株式会社などの法人を設立したり、都心に事務所を借りたりする人がいます。