日に日に日差しが強くなり、夏の気配を感じるようになりました。これからの季節は、暑さに負けない耐暑性に強い植物が花壇の主役。
初夏から夏にかけて開花する花はたくさんありますが、なかでも暑さをものともせずキュートに咲く一年草は夏花壇に欠かせない存在です。
そこで今回は、初夏からの庭や花壇をキュートに彩る一年草を紹介します。比較的育てやすい一年草を選びましたので、ぜひ夏花壇の準備にお役立てください!
花姿がキュート!初夏の庭や花壇を飾る一年草7選
【オススメその1】ケイトウ
もふもふした花房がキュートなケイトウは、初夏から秋にかけて開花する植物。
赤や黄、オレンジやピンクなどのカラフルな色合いから、ダークカラーやニュアンスカラーまで多彩なラインアップが揃っています。
草丈も大・中・小と幅広く揃っているので、好みや植える場所に合わせて選ぶことが可能。
咲いた花は、切り花やドライフラワーにして楽しむこともできますよ。※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
【オススメその2】ペンタス
春から秋にかけて、赤やピンク、青などの星形の花を咲かせるペンタス。本来は多年草ですが、寒さに弱く越冬が難しいため一年草として育てるのが一般的です。
人気の品種には庭植えタイプの「パニックタワー」や鉢植え向きの「グラフティー」などがあり、いずれも育てやすいのがポイント。
葉に模様が入る斑入り葉タイプは、カラーリーフとして楽しむこともできますよ。※参考価格:300~1000円(3号ポット苗)
【オススメその3】トレニア
鉢やプランター、コンテナ栽培に映えるのは、ラッパ型の小さな花を咲かせるトレニア。初夏から晩秋にかけて青やピンク、白などの花を咲かせ、愛らしくも涼しげな景色をつくってくれます。
あまり手をかけなくても、自然とこんもりとしたキレイな形になりやすいのもトレニアの魅力。
近年では、従来種よりも高温多湿に強い「スーパートレニア」も登場し、多くのガーデナーの人気を集めています。※参考価格:200~800円(3号ポット苗)
【オススメその4】インパチェンス
日当たりが悪い庭や半日陰のスペースにオススメなのは、耐陰性が強いインパチェンス。初夏から晩秋にかけて愛らしい花を咲かせ、日陰のスペースを表情豊かに彩ってくれます。
花色は赤やピンク、白やオレンジなど明るい色彩が多く、また一重咲きや八重咲きなど咲き姿も豊富。
特にミニバラのように咲く品種「カリフォルニアローズ」は売り切れるのが早い人気の品種なので、早めのチェックをオススメします。※参考価格:200~800円(3号ポット苗)
【オススメその5】バタフライピー
バタフライピーは、初夏から秋にかけて開花するマメ科のツル性植物。本来は多年草ですが、耐寒性に弱いため日本では一年草扱いになります。
ツルを伸ばしながら成長するので、あんどん仕立てにしたり、ネットに絡ませてグリーンカーテンとして育てるのがオススメ。
若いサヤは食用になるほか、咲いた花をカップに入れてお湯を注ぎバタフライピーティーとして楽しむことができますよ。※参考価格:300~700円(3号ポット苗)
【オススメその6】ニチニチソウ
ニチニチソウは、春の終わりから晩秋にかけて長期間開花が楽しめる植物。
コンパクトな草丈から80センチにまでなる高性種、また横に広がる這い性種などさまざまな品種があるので、植えたい場所に合わせてセレクトできます。
最近では極小の花を咲かせる「フェアリースター」や、花びらの縁が波打つ「フリンジスター」など新しい品種もどんどん登場し、ますます目が離せない存在となっています。※参考価格:200~800円(3号ポット苗)
【オススメその7】カリブラコア
カリブラコアは、ペチュニアに似た小さな花を咲かせる植物。茎を垂らすようにして花を咲かせる性質があるので、ハンギングバスケットやコンテナ栽培にオススメです。
花色もパステルカラーやビタミンカラー、ダークカラーやニュアンスカラーなどラインアップが豊かなので、庭や花壇の雰囲気に合わせて選ぶことができますよ。
花と一緒に鮮やかなグリーンの葉も楽しんでくださいね。※参考価格:200~600円(3号ポット苗)
夏花壇の準備のポイント
満開になった春の花を愛でながら、夏花壇の準備を進めるのが初夏のガーデニングの楽しみ方。
梅雨前までに作業を終わらせておくと、夏花壇への移行がスムーズに進みますよ。
熱中症対策をしっかりおこないながら、初夏のガーデニングを満喫してください。
LIMO編集部