LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年6月27日)

関東甲信、東海、九州南部の梅雨明けが発表されました。本格的な夏シーズンがいよいよ始まります。

植物にとっても厳しい暑さが続くことが予想されますが、元気に花を咲かせる植物を植えて花壇をオシャレに彩ってみませんか。

そこで今回は、庭のタイプ別にオススメの植物を紹介していきます。さっそくみていきましょう。

1. 梅雨明け後のガーデニング、やっておくべきことは?

梅雨明け後の庭は長雨とともに土の酸度が偏っている状態。土中の栄養成分も雨で流れてしまった可能性があります。

夏の暑さに負けず元気に植物を育てるなら、今の時期に適切な土作りをおこなっておきましょう。豊かな土壌は植物が生育するために必要なもの。新しい苗は土が整った後に植えるようにしましょう。

1.1 酸度を調整する

長雨で傾いた土中の酸度をコントロールします。植栽前には、苦土石灰と腐葉土を混ぜて土づくりをしてください。

1.2 水分を調整する

植え付けの際は水はけのよい土を使い、株もとを腐葉土でマルチングしておきます。水切れに注意して、朝夕涼しい時間帯に水やりをします。

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1.3 病害虫を予防する

温度と湿度が上がると害虫も繁殖しやすくなります。感染を予防するため、土にあらかじめオルトランなどの薬剤を混ぜておくのも効果的です。

1.4 栄養を補給する

栄養不足、夏バテ気味の花には、根の成長を促進するため活力剤を入れた水をたっぷり与えてください。

2. 庭のタイプ別!夏の庭・花壇にオススメの植物10選

夏の花で思い浮かぶのは、ヒマワリ、ベゴニア、アサガオ、ジニア、センニチコウなど。

ほかにも、夏の暑さに負けずに花を咲かせる植物はたくさんあります。

庭のタイプ別にオススメの夏の花を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

2.1 日当たりのよい庭・花壇にオススメの花

夏の日なたの花壇には、酷暑に負けず、しっかり咲いてくれる宿根草タイプを選ぶとよいでしょう。

エキナセア

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草丈があり、観賞価値が高いエキナセアは、高低差のある花壇の寄せ植えに似合います。園芸品種「グリーン・ジュエル」は、夏に涼し気なグリーンの花色がステキ。香りも楽しめます。※参考価格:300~1000円前後(3号ポット苗)

ルドベキア

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夏に鮮やかなイエローの花を咲かせるルドベキア。品種によって一年草、2年草、多年草に分類されます。長期間、花が咲くので葉ダニなどの害虫に注意して育てましょう。参考価格:200~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 西日が強い庭・花壇にオススメの花

西日がさす庭は、日差しに強い南国原産の花、乾燥に強い多肉性タイプを選ぶのがポイントです。強い日差しに耐えるので育てやすいでしょう。

ポーチュラカ

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酷暑でも咲き続けるポーチュラカは非常に強健な性質。ほふくして茎を伸ばし、次々に花を咲かせます。花のない時期のカラーリーフとしてもオススメです。※参考価格:200~600円前後(3号ポット苗)

アンゲロニア

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中南米の熱帯地方原産の多年草。冬越しが難しいため、日本では一年草扱いで生育されています。草丈が高く、庭の主役となる美しい花を咲かせます。照り返しや乾燥にも耐えて、秋まで花を楽しめますよ。※参考価格:200~600円(3号ポット苗)

ノアサガオ

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つる性多年草植物のノアサガオは熱帯地方に生息する植物。「ブルーオーシャン」が代表的な品種で、普通のアサガオより成長が早く、沖縄の海を想わせる青い花色が特徴。グリーンカーテンにするのもオシャレです。※参考価格:400~600円(3号ポット苗)